Webライティング。影響力を与える言葉の使い方

WEBライティング

影響力を与える言葉

ちょっとした言葉のニュアンスですが、言葉の使い方を変えるだけで、読み手に影響を与えることができます。

それが、

  • みんな
  • わたしたち
  • 我われ

です。

この言葉の使い方をWebライティングに応用すると、あなたの文章に説得力が生まれたり、連帯感が生まれます。

人の判断を揺るがす「みんな」の圧力

人は「みんな」という言葉に弱いです。

それは「多数派の理論」が働くからです。

言いづらいことや誰かを注意するとき、主語を「わたし」から「みんな」にすることで、相手の同意を得やすくなります。

たとえば、

「迷惑なんです」

と注意するよりも、

みんなの総意かのように、

みんな迷惑してるんです」

という方が相手も反発しづらくなるでしょう。

人には、「多くの人が支持した」ということによって物事の判断する傾向があります。

同じ70%でも、「100人中70人」と、「10000人中7000人」とでは、後者の方が圧倒的に信用力は高いです。

人の判断には、「多数派の理論」が間違いなく関係しています。

ですから「みんなの意見です」といわれると、同意せざるを得なくなってしまうのです。

これを、「同調効果」といいます。

「みんな」を使うことで、個人の意見という影が打ち消され、自分の意見でも大多数の意見というニュアンスに変わり、相手の同意を得やすくなります。

要するに、「みんなそうしてますよ」というと、非常に説得効果が高いのです。

読み手を「否定」できなくさせるWebライティング

多数派の論理は、「常識」にも通じるものがあります。

「これ常識なんですよ」などといわれたら、ほとんどの人は疑うことなく信じてしまうでしょう。

人間の根底には、「周りの人と同じでなければならない」という、本能とも呼べる絶対的な心理があります。

その心理が、常識を否定することを極度に恐れるのです。

常識の否定とは、すなわち周りから孤立することを意味します。

他人に同調したり、他人に同意を求めたりするのも、他と違うことで孤立してしまうことを不安に感じているためです。

そして常識には、「大多数の意見」のという意味があります。

多くの人が支持していると思えるからこそ、その意見に従えます。

それつまり、「多数派の理論」なのです。

人には否定しようのない、数の論理が心の中を支配しています。

それを利用したのが

「○○業界の常識」
「○○の常識」

といったフレーズです。

「これはすでに業界の常識ですが」と、文章の最初に切り出されると、同調圧力が高まり、納得しなくていけない空気になります。

それは、常識の響きの中に、圧倒的多数の意味があるからです。

とくに知ったかぶりをするプライドの高い人に効きくフレーズでもあります。

Webライティング。連帯意識を強める言葉の使い方

「みんな」似た「私たち」や「我われ」というフレーズにも、おもしろい効果が認められています。

実は「私たち」や「我われ」には、人の「連帯意識」を刺激する効果があるのです。

たとえばアメリカの大学で行われた実験では、学生の家に電話し、

「今シーズン、あなたの大学のフットボールチームは第一試合を勝ったか?」

と聞きました。

すると、負けたとき勝ったときでは、学生の言葉に違いがあったのです。

勝ったときでは、「我われのチームは勝った」と答えた学生が32%。

これに対し負けたときは、「我われは負けた」と答えた学生は18%しかいませんでした。

チームが負けたときは「彼らは負けた」と、自分とは関係ない別の集団というニュアンスで答える学生が多かったのです。

心理学の実験という大げさなことでなくても、こういうのは人の言葉を注意深く聴いていればわかります。

嫌いな人間に対しては、「わたしたち」「我われ」という仲間意識の強い言葉を使いません。

「あいつ」「あれ」「あの人」と、一線を引いた言葉遣いになります(とくに女性の場合に顕著)。

人は言葉によって、仲間を定義しているのです。

「私たち」や「我われ」には、親近感や一体感を生み出す効果があります。

まとめ

人には「多数派の論理」があり、これと説得力は大いに関係しています。

「みんながそうしている」といわれると弱いのが人なのです。

また、「わたしたち」や「我われ」には連帯意識を強める効果があります。

読み手に同意を求めるときは、「わたし」を「みんな」に、

帰属意識を高めるときには、「わたしたち」や「我われ」を使ってみてください。

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