スマホ集客を加速させるSEOに対応したスマホサイトの作り方とは?
スマホに対応したSEO対策
今やサイトへのアクセスは、パソコンよりスマホが多くなりました。
2017年7月現在では
- BtoCビジネス。「8:2」でスマホユーザーが8割以上
- BtoBビジネス。「4:6」で若干パソコンユーザーが多い
といった感じです。
Googlも「モバイルファーストインデックス(以下MFI)」を導入するとアナウンスしている通り、インターネット端末の主流はスマホに移行しています。
モバイルファーストインデックス(Mobile First Index、MFI)とは、これまで検索エンジンがパソコンサイトの内容をもとにコンテンツの質を評価していたのを一変させ、スマートフォンサイトを評価の主軸にして評価しインデックスするという方針転換のことです。
インデックスとは、検索エンジンが派遣したクローラー(プログラムの一種)がページの内容を読みとり、検索エンジンのデータベース内に整理・登録されている状態のことを指します。
要するにMFIとは、今後はパソコンサイトではなくスマホサイトのコンテンツが検索順位を決めることになるということです。
サイトをスマホに対応してないなら、早急な対策が必要です。
スマホのみユーザーが急増
ここで肝心なのは、スマホのみのユーザーが多いということです。
それはLINEの調査からも明らかになりました(2017年7月現在)。
パソコンは持ってないけどスマホでインターネットを回遊している、というユーザーが増えているのです。
ということは、スマホに対応してないと、大きな機会損失を起こします。
これまでは、Web集客といえばパソコンユーザーが対象でしたが、今はパソコンを持ってない人の方が割合が大きいのです。
もはやサイトのスマホへの対応は必須といえます。
スマホへの対応5つのポイントとは?
サイトをスマホに対応させる際は以下の5つのポイントに注意してください。
1・表示をスマホに合わせる
スマホには様々な機種があり、画面の表示サイズもそれぞれです。
そのためWebサイトも機種ごとに合わせて表示サイズを変える必要があります。
2・読みやすい文字サイズにする
ユーザーに読みやすい文字サイズにしておくことが大切です。
Googleは基本の文字サイズを16pxに指定することを推奨しています。
余談ですが、画面の読みやすさはキャンセル率にも影響してきます。
以前、スマホユーザーにもパソコンサイトで対応していたのですが、画面表示が小さく読みにくいせいか、予約後のキャンセル率が高かったです。
クレームの発生原因も「事前に説明してなかった」ということが多いようなので、やはり読みやすくして、ユーザーが内容を理解できるようにしておくことは大事です。
3・操作性を考えタップしやすいようにしておく
スマホの操作は画面を指で触って操作することで、パソコンに比べ器用に操作することに不向きです。
ですから、ボタンやリンクの誤タップを防ぐよう、ボタンを大きくしたり、間隔を広めにとったりすることが大事になります。
間違って別サイトに飛んでしまえば、そのまま帰ってこないことは十分考えられます。
4・モバイルに対応した技術を採用する
多くのスマホのプラウザでは、Flashムービは表示できません。
パソコンでは利用できても、スマホでは利用できない技術もありますので、Webサイト作成時には注意が必要です。
表示できないばかりか、Googleの検索順位では悪影響を及ぼしかねませんので、こちらも気をつけましょう。
・引用:スマホで表示できないFlash使用サイト、Google検索結果に注意表示
MFI導入後は、なおさら気を付けなくてはいけません。
5・表示速度に気をつける
パソコンでも表示速度が遅いサイトは嫌われますが、スマホになるとより顕著になります。
以下のデータからもわかるように、スマホサイトの表示速度が遅いのは、サイトの致命的な欠点になりますので、表示速度が速くなるようにしておきましょう。
- 2秒のレスポンスタイムの低下は、ユーザー1人当たり、4.3%の売り上げ低下を招く(米Microsoft)
- 表示の速いページを提供すると、訪問1回当たりのページビューが50%増加する(米AOL)
- ページの読み込みを7秒から2秒に短縮した結果、売り上げが7~12%増加する(米Shopzilla)
- ページ表示の2秒の遅れでユーザーの要求が2%減り、3.75%のクリックが失われ、全体にわたって満足度が減る(Google)
Googleがサポートできるスマホサイト
では、実際にスマホへサイトを対応させる方法ですが、Googleは以下の3つをサポートしています。
1・デバイスごとに見た目を変える方法
アクセスされたデバイスごとにサイトの見た目を変える方法です。
いわゆる「レシポンシブウェブデザイン」のことです。
この方法の良いところは、
- デバイスごとにURLを振分けしなくてもよいので、サイト管理が楽。
- 一つのURLでサイト運営を行うので、ユーザーのシェアやリンクが分散されない。
という利点があります。
Googleもこのレスポンシブウェブデザインでの運営を推奨しています。
その理由は、一つのサイトから情報を収集すればよく、クローラの負担が少なくて済むからです。
またサイト運営者の管理に手間がかからないので、大規模サイトに向いています。
2・デバイスごとに表示内容を変える方法
同じURLで、デバイスごとの表示内容を変える方法です。
レスポンシブウェブデザインだけでは最適表示されないときに使う方法です。
同一のURLでの管理になりますので、シェアやリンクの効果が分散されず、SEO対策の効果が出やすくなります。
しかしその反面、デバイスごとにテンプレートを用意したり、デザインや内容を作らねばならず、レスポンシブウェブデザインより管理に手間がかかります。
大量のページを作るなら、比例して管理が大変になってきます。
3・デバイスごとに別のURLを用意する方法
デバイスごとに最適な表示になるよう、それぞれ異なるWEBサイトを用意します。
アクセスしたユーザーは、デバイスで振分けられます。
利点としては、デバイスごとに内容もデザインも最適表示させることができます。
たとえば、スマホユーザーは短いページを好む傾向があるので、パソコン向けの長文コンテンツだと途中で離脱されてしまう可能性があります。
そこで、スマホにはスマホに適したコンテンツ量にすることで、ユーザーの離脱を防ぐことができます。
ただし、別々のURLを用意しなくてはいけないので、
- シェアやリンクが分散されて、SEO対策の効果も出にくくなる
- 対応するデバイスの数だけ、管理や作成の手間暇がかかる
というデメリットがあります。
小規模のサイトなら管理できますが、大規模になると非常に面倒になります。
以上がGoogleがサポートする3つの方法です。
SEO向けにはレシポンシブウェブデザイン、LPには振分けたページ
どの方法を選ぶかは、サイト規模や運営者の考えによりますので、これが最適とはいえません。
ここからはわたしの見解ですが、SEO経由の集客は、パソコンとモバイルが一体化した、レシポンシブWebデザインがいいというのが感想です。
理由は管理が楽だからです。
ブログ型でページを更新していく場合、デバイスで別々に振分けしていくのは現実的にいって無理があります。
逆に、少ないページでSEO集客できるのであれば、レスポンシブウェブデザインでなくてもいいでしょう。
10ページの小規模サイトで、これ以上ページを増やす必要がないなら、パソコンとスマホで振り分けても管理は大変じゃないでしょう。
ただし、MFIが導入されたら、モバイルサイトのコンテンツを充実させることはお忘れなく。
それとは逆に、リスティング広告のような売込みに使うランディングページは、モバイルとパソコンで振り分けた方が良いです(あくまで「なるべくなら」の話です)。
ランディングページなら管理も手間がかかりませんし、やはり売込み型のページなので、デバイスごとのユーザーに最適表示させ、コンバージョン率アップにつなげることは大事な施策です。
まとめ
デバイスの主役がパソコンからスマホに移行する中、それに対応してないサイトはユーザーに敬遠されてしまいます。
ユーザーに嫌われるサイトということは、Googleの検索エンジンからも嫌われるということです。
ユーザーの体験価値を向上させることは、SEO対策の話だけでなく、コンバージョンにも関係してくることです。
しっかり対応しておきましょう。
でなければ、アクセスの損失だけでなく、売上の損失も起こします。
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