ブログの更新頻度とアクセスアップをエクセルで分析!その意外な結果とは?
ブログの更新頻度はアクセスアップに関係あるか?
「ブログの更新は検索順位に影響があるのか?」
「ブログの更新を毎日しろといわれたけど、これってアクセスアップと関係あるの?」
あなたはこんな疑問をお持ちになったことがありませんか?
今回、それをエクセルでデータ分析してみました。
このデータ結果は一例です
まずはじめにお断りしておきますが、今回分析したデータは、あくまで個人のデータですし、期間も14カ月しかありませんので、データとして十分な要件を満たしているかといわれればそうでないことはたしかです。
ですから、どのケースにも当てはまるわけでないことはご理解下さい。
人によっては、ブログの更新頻度が大きく影響しているというケースもあるでしょうし、逆に更新頻度が少なくてもアクセスを集めているというケースもあるでしょう。
その状況は、人によってさまざまです。
ただ、一つのケースとして、分析結果は興味深いものになりました。
更新頻度とアクセス数の関係を調べるデータ分析
用意するのは、2017年1月から2018年2月までの14カ月分のデータで、ページビューとブログの更新記事数の2つです。
この2つに相関関係があるかを分析しました。
相関関係があれば、ブログの更新頻度が多ければページビューの数も伸びるといえます。
それに対し相関関係がなければ、ブログを更新してもページビュー数は伸びませんということです。
前置きが長くなりましたが、結果からいいますと、「マイナス方向にやや関係あり」というものになりました。
相関関係は、エクセル関数の「CORREL」で求めます。
エクセルで相関関係を求める方法は下記の記事をお読み下さい。
CORRELで求めた係数を、相関係数といいます。
相関係数は、数値によって次のような関係があるといわれています。
- -1 ~ -0.7 強い負の相関
- -0.7 ~ -0.4 かなりの負の相関
- -0.4 ~ -0.2 やや相関あり
- -0.2 ~ 0 ほとんど相関なし
- 0 ~ 0.2 ほとんど相関なし
- 0.2 ~ 0.4 やや相関あり
- 0.4 ~ 0.7 かなりの正の相関
- 0.7 ~ 1 強い正の相関
今回算出した相関係数は、「-0.31」ですので、「-0.4~-0.2」の間に入ります。
したがって、「やや相関関係がある」という分析結果です。
しかもマイナスですので、「更新するとアクセスアップにマイナス方向に働く」ということになります。
マイナス方向といっても、やや相関関係がある程度ですので、それほど強いマイナス要因ではないのですが、しかしマイナス方向とは驚きました。
少なくとも、記事を更新すれば、少しくらいはアクセス数に好影響を及ぼすと思っていたのですが、ではなぜ更新頻度はアクセス数と関係ないのでしょう?
更新頻度とアクセス数の関係とは?
そもそもが、検索エンジンでアクセスを集める場合は、ページの検索順位を上げなくてはいけません。
検索順位が上がるには、検索エンジンから記事が評価され、トップページに表示されるようになって、はじめてアクセスが集まります。
そして、検索エンジンからの評価が上がるには、それなりの時間がかかります。
運用歴の長いドメインや、良質な記事を提供しているサイトは、たしかに検索順位が上がりやすいというアドバンテージはありますが、検索エンジンから一定の評価を得られまでには、だいたい3カ月くらいかかります。
つまり、検索エンジンの評価のシステムから考えても、更新頻度を上げればアクセスが上がるわけではないということがわかります。
更新頻度を上げてその効果が出てくるは、早くても3カ月先ということになります。
更新頻度を上げて逆SEO効果に?!
更新頻度を上げるときには、注意しなくてはいけないことがあります。
それは、「コンテンツの質を高品質に保つ」ことです。
低品質な記事ばかり更新してしまうと、検索エンジンからのサイトの評価が下がり、返ってSEO的には不利になります。
低品質と高品質で何が違うのかというと、基準はいろいろあるので、こうですとはいえませんが、「文字数」は一つの目安になります。
あるいは、ユーザーの役に立たない記事も低品質に挙げられます。
たとえば、文字数の少ない100文字程度の日記的な記事ばかりの更新だと、他のコンテンツにも影響したり、記事を更新してもインデックスされないといったことが起こります。
最近ではインデックスの基準が厳しくなり、
- 新しい記事を更新してもインデックスしてくれない
- インデックスされた記事でも、基準に満たないと削除される
という事態も起こっているようなので、低品質記事の連発は、SEO対策しているサイトには悪影響を及ぼしかねないといえます。
※インデックスとは、Googleのデータベースに登録されることで、登録されないと検索結果にも反映されないので、インデックスされないと、そもそも検索でアクセスが集まらないということです。
日記的な記事は、SNSで更新するなど、使い分けが必要です。
更新頻度は重要
誤解がないように伝えておきますが、記事の更新自体は、サイトやページの検索順位を保つ上で、とても重要な施策になります。
まったく更新もしないサイトだと、やがて順位は落ちていきます。
検索順位は相対的なことで決まるので、ライバルサイトが強いと、その落ちは早くなります。
その理由は、更新しないことで、検索エンジンからのサイトのSEOスコアが、下がるからです。
・記事数がほぼ同じ2つのブログで比較。定期更新してるブログと更新ゼロのブログで検索流入数に2.5倍の差。最近、「更新」のSEO効果が増している
まとめ
検索エンジンからアクセスを集めるブログの場合、更新頻度とアクセス数は「あまり関係がない」ことが、データから明らかになりました。
むしろ、更新頻度を意識するあまり、低品質記事を連発することの方が問題です。
それはサイトの評価を下げる行為で、戦略的にSEO対策を行うならやってはダメな行為です。
ブログは楽しんでやるものという考え方が悪いわけではありませんし、それを否定したいわけでもありませんが、SEO対策用のサイトとは使いわけが必要です。
更新頻度でアクセスを集めたいなら、SNSかアメブロなどのコミュニティ型のブログが適しているでしょう。
しっかりデータ分析して、何がSEO対策に有効か、きちんと見極めましょう。
数字は客観的に、あなたにありのままの状況を教えてくれます。
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