ブログの更新頻度はアクセスアップに貢献するか?
更新頻度とアクセスアップの関係はどのブログを運用するかで決まる
ブログの更新を頻繁にすればアクセスアップするか?この答えは使うブログによります。
アメブロのようなSNS色の強いブログなら、更新頻度を上げるとアクセスは集まります。
しかし、あなたがSEOでのアクセスアップを狙うなら話は別です。
更新の数を上げるだけでは無意味です。
そこでは記事の「質」が問われます。
更新頻度では、検索で上位表示はされないのです。
ブログは1日3度の更新が必要か?
「ブログは一日3度更新しろ」
何を意図してこんなこというのかわかりませんが、今でもいけしゃあしゃあとアドバイスするブログコンサルタントがいるといいます。
その目的は「更新頻度を上げることでアクセスを集める」ことです。
これはあながち外れてはいなく、アメブロのようなSNS色の強いブログでは有効です。
アメブロには読者登録機能というものがあって、読みたいブログに読者登録を行うと、その登録したブログの更新情報が届き、それがアクセスアップにつながるというわけです。
フェイスブックも、友だちになった人のフィールドに更新情報が流れます。
それと同じ原理です。
しかしです。
ことSEO経由となると、話はそう簡単ではありません。
SEO対策にも更新頻度は関係ある
SEOで考えれば、実はブログの更新頻度を上げることも意味があります。
それは、グーグルの「クローラ」というロボットが更新頻度に合わせて、あなたのサイトに来てくれるからです。
クローラとは、Web上のファイルを収集して回るプログラムのことで、要はこのロボットが来てくれないと、公開した記事が検索結果に反映されないのです。
だから、更新頻度を上げることは、SEO的にも意味があるわけです。
しかし、クローラの役目と、検索順位を決めるプログラムは別です。
クローラがサイトに来てくれたからといって、必ずしもその記事が検索順位での評価になるわけではないことは覚えておいてください。
更新頻度とSEOの関係とは?
ではここで、SEO対策と更新頻度について、あらためてお話しさせていただきます。
Webサイトを回っているクローラは、各ページの更新状況を確認しています。
1度訪問したサイトでも、定期的に回っています。
このクローラが巡回する回数が、更新頻度と関係しています。
つまり、更新頻度が多ければその分訪問回数も多くなり、更新のないページにはほとんど訪れなくなるのです。
更新頻度はランキングの評価には反映されない
だからといって、クローラの巡回頻度とページのランキング評価は一致しません。
たしかに更新頻度が高いとクローラの巡回数が多くなり、それに比例してアクセスが多くなる傾向にはあります。
が、それも必ずしもイコールではないのです。
実際わたしの別ブログも1年以上更新していませんが、アクセス数は落ちてません。
他サイトとの相関関係もあるでしょうが、むしろ更新を止めてからの方が、少しですがアクセス数は伸びています。
グーグルの社員も
ページがクロールされなかったからといって、まったく上位表示しなくなるなんてことは、正しくない。一般的に言うと、クロールのペースは、そのページがいつ変更されるか、あるいはどのくらいの頻度で更新されるかに基づいて決める。
したがって、長い間コンテンツが同じままだったとしたら、2か月間クロールしないことだってあるかもしれない。それでもまったく問題ない。依然として検索結果に出てくるはずだ。
と語っています。
大事なのは記事の「質」なのです。
【追記】まったく何も手を加えないでサイトを放置していると、3年くらいで検索順位が落ちてきます。この放置しても順位が落ちない期間は、今後短くなる可能性があります。いずれにしても、安定して上位表示させたいなら、定期的なページのメンテナンス(更新)が必要です。
この回答を読めば記事の質の大切さがわかります
ここで記事のコンテンツに対しての、グーグルの考え方がわかる大変興味深いやり取りを見つけましたので記載しておきます。
回答者は、グーグルのジョン・ミューラー氏です。
記事の質と上位表示について、非常に参考になります。
「Webコンテンツは少なくともこれぐらいの分量であるべきだ」といった最低限の長さというものはないし、1日に投稿しなければならない最低限の記事数というものもない。そればかりか1サイトの最低限のページ数というものさえない。
ほとんどの場合は、量よりも質が大切だ。
我々のアルゴリズムは明確に、質が高くユニークで、人を惹きつけるコンテンツを提供するサイトを発見して上位表示しようとする。
自分のサイトを最高にしようすること(つまり質の高いコンテンツを作ること)に取り組むのが大切なのだ。分量や更新頻度を意識してコンテンツの質に気を遣わないのは、問題だ。
Q・短い記事は将来的にペナルティを受けるのでしょうか?。
A・短かろうが長かろうが、質が低いコンテンツを書くならそのとおりだ。アルゴリズムもそうだし、手動のウェブスパムチームもそのサイトを信用しないだろう。
Q・質が低いページはサイト全体に影響しますか?
A・影響する。サイト全体として質が低ければ(そうした評価が)反映されるだろう。
Q・全部ではないけれど質が低いページもいくらかあります。1年に1回以上はできるだけ更新するようにすれば大丈夫でしょうか?
A・更新頻度は重要ではない。重要なのは全体としてすばらしくあることだ。
いかがでしょう?
グーグルが記事の質をいかに大事に考えているかを知ることができます。
グーグルに「いつ登録されるか」は大事
ただ、更新した情報がグーグルに「いつ登録されるか」は大きな意味があります。
仮に新商品のお知らせをブログでした場合、更新頻度の多いブログなら、すぐに情報が登録され、早ければその日のうちに検索結果に反映されます。
でも、更新のないブログなら、クローラがやって来るのも時間がかかります。
その結果、遅ければ2週間後や1ヵ月後になってしまうかもしれないのです。
発売開始から1ヶ月のタイムラグ。
これは結構なダメージではありませんか?
情報の鮮度が大事になるケース
更新頻度が検索結果とは比例しないことはご理解いただけたと思いますが、情報の「鮮度」は、サイトの扱うテーマによっては大事になります。
たとえば税金を扱うサイトでも、「税金の種類」と「節税方法」を解説するのでは、情報の鮮度に対する捉え方が変わります。
税金の種類を解説するなら、細かい改定はあるものの、古い情報だからといって間違っているわけではありません。
それに対し節税方法だと、5年前と現在では、税法が改正され通用しないケースも出てきます。
この場合、ユーザーは「現在の使える節税方法」を探しているので、情報の鮮度が大事になります。
このように、扱っている情報が普遍的なものか、時間の経過によってかわる変わるかによって、情報の鮮度の重要性は変わります。
更新が止まったブログはユーザーにどう思われる?を考えることが大事
また、SEOのテクニカルな意味だけで更新頻度を考えるのもよくありません。
ユーザーの観点から考えると、情報の鮮度が与える影響は大きいです。
それは、リピートと信頼の面においてです。
たとえば、ためになるブログやおもしろいサイトを見つけても、その後、サイトやブログの更新が何ヶ月も止まった状態ならば、あなたはそれに対しどう思うでしょうか。
「このブログの情報は今で有効?」
「このサイトの情報は古くて信頼できないかも?!」
「この配信者はもうブログの運営(ビジネス)を辞めてしまったのでは?」
となり、今後の訪問を辞めてしまったり、情報の信頼性を失うことにつながります。
最悪、あなたはビジネスを畳んでしまったのだと、早合点だってしてしまいます。
だから、SEOの観点からだけでなく、ユーザー観点からも更新頻度を考える必要があるのです。
まとめ
ここまで読んでご理解いただけた通り、SEO経由でのアクセスアップなら、ブログの更新頻度と直接的な因果関係はありません。
更新頻度が少なくとも、記事の質が高ければ上位表示されます。
そして、高品質な記事が多くなればなるほど、あなたのブログへのグーグルの評価も高まり、更新に頼らないでもアクセスは集まるようになります。
更新頻度でアクセスを集められるのは、SNSのようなコミュニティ向けのブログの場合です。
ただその場合でも記事の内容が最終的にユーザーに問われるわけで、中身の薄い記事を書いていれば、日に3度更新しようが、集客にはつながらないでしょう。
ブログから収益を発生させたいなら、SEOでもSNSでも、記事の質こそ問われます。
ブログ記事の更新頻度を、アクセスアップだけで考えるのは間違いです。
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