美容院のSEO集客。正しいキーワード攻略法
美容院のためのSEO対策
美容院もお店でSEO対策する時代です。
美容院の集客経路といえば、ホットペッパービュティーが大きいですが、やはり、この巨大ポータルサイトにいつまでも依存するのは危険です。
規模の大きなヘアサロンなら、ホットペッパービュティーをメインに据えるのもありですが、小規模なサロンはその比重を少なくしておくべきです。
なぜなら広告費が上がるたび、資金量の少ない美容院はどんどん経営が苦しくなるからです。
だからこそ、無料で集められるSEO経由のアクセスが大事になるのですが、やみくもにSEO対策をしても、
- いくら記事を投入しても上位表示をされない
- 上位表示をされてもアクセスが集まらない
- アクセスが集まっても集客につながらない
ということが起こります。
そこでこの記事では、基本のキともいえる、美容院のためのキーワード攻略法についてお伝えします。
SEO対策をするキーワードを決める
まず、どのようなキーワードで検索されたいかを決めます。
美容院で検索されたいキーワードといえば、
「地名+美容院」
「地名+ヘアサロン」
などが該当します。
このキーワードの設定で、攻略度、アクセス数、成約率も決まってきます。
ここを間違うと、労力の割に成果が報われないことになります。
SEO対策の根幹ともいえる作業です。
失敗しないためのキーワード選定法
サロンが継続して作れるコンテンツか?
現在のSEO対策は、「コンテンツ」がカギを握っています。
すなわち、コンテンツの良し悪しで検索順位が決まる傾向にあるのです。
ただ単にキーワードをタイトルや記事内に挿入すただけでは、上位表示されるこはないでしょう。
そうなると、上位表示を狙うコンテンツは、それなりの質が問われるわけで、サロンが不得意なジャンルのキーワードだと、一定のレベルのコンテンツを作ることはむずかしくなります。
ですから、自分の得意な、あるいは専門知識がある分野のキーワードを選び、質の高いコンテンツを投入できるようにしておくのが望ましいのです。
また、SEO対策に限らず、サイトは成長させていくものです。
それには継続性が必要です。
継続していくためには、自分の不得意分野からはじめてしまうと、途中で頓挫してしまいかねません(勉強して新分野に挑戦するのはありです)。
一定のコンテンツの質を保ちながら、長期間取組めるキーワードを選びましょう。
ニーズのあるキーワードを選ぶ
ニーズのあるキーワードを選びましょう。
当たり前ですが、検索数の少ないキーワードを選んでもアクセスは伸びません。
もちろん少ない検索数でも成約につながるキーワードはあります。
たとえば、「地域名 店名」などは、検索数こそ少ないものの、成約につながりやすキーワードといえます。
しかしながら基本は次の通りです。
- ニーズがあってお客様がいるキーワードを選ぶこと。
これはマーケティングと同じです。
極端な話、誰も知らないようなキーワードで検索ランクが一位になっても、調べる人もいないので、成約どころかアクセスも集まりません。
そして、あなたの最終目的は集客ですよね。
だとしたら、お申込みの入らないキーワード対策をしても無意味となってしまいます。
キーワード選びは
- ニーズがあってお客様がいる
を基本にしましょう。
競合の強さ
いくらキーワードの検索数があっても、競合が強いと、上位表示はむずかしくなります。
ここで覚えておいていただきたいのですが、検索ランキングは相対的なもので決まります。
競合が強ければランクは落ち、競合が弱ければ順位は上がります。
ですから、自分が狙ったキーワードで検索してみて、「他のサイトを押しのけて順位を上がれるか?」をみて下さい。
美容院の場合は、ホットペッパービュティー、楽天ビューティー、エキテンなどのサイトが、実質的なライバルになります。
「地域名 美容院」のようなキーワードだと、上位を独占しているのは大手ポータルサイトです。
この大手ポータルサイトも、もちろんSEO対策を行ってりますので、これを追い抜こうというのは至難の業になります(とくにSEOの知識がない初心者はなおさらです)。
そこで、美容院が狙うべきキーワード戦略は、「ロングテールキーワード」です。
ロングテールキーワードをお話する前に、キーワードには「ビックキーワード」と「スモールキーワード」の2種類があります。
ビックキーワードとは、「検索数が多くて、競合も強く、上位表示がむずかしい」キーワードです。
美容院で検索数も多く、競合も強いといえば、「美容院+地域名」もその一つです。
ためしに「美容院 新宿」で調べてみると、上位9位まで独占しているのは、大手ポータルサイトです(その内上位4位はホットペッパービュティーです)。
このようなキーワードは、上位に食い込めばおいしいでしょうが、大手ポータルサイトの牙城を抜くのはむずかしいです。
すぐにでもアクセスのほしい人や、SEOの知識がない人はビックキーワードを狙いたがりますが、これは避けた方が賢明です。
「じゃあどんなキーワードを狙ったらいいんだ?!」と、唖然とする気持ちはよくわかります。
でもご安心下さい。
そんなとき狙うのが、「ロングテールキーワード」です。
ロングテールキーワードとは、スモールキーワードの集合体のことで、月間検索数が少ないキーワードのことです。
検索数は少ないですが、ライバルも少なく、比較的早く上位表示されます(ライバルサイトが弱いと、その日のうちにトップテン内に入ることも)。
たとえば、「美容院 地域名」だけで上位表示を狙うのではなく、そこに「美容院 ○○市 ヘアカラー」や「美容院 ○○市 小顔カット」「美容院 ○○市 メンズ」のようにキーワードを加えることで複合体にします。
こような複合体のキーワードでも、大手ポータルサイトは上位表示されますが、そのものズバリを狙うよりも、攻略難易度は下がります。
キーワードに含まれる検索意図を知る
ユーザーが入力する検索キーワードには、必ず「検索意図」があります。
検索意図とは、「何が知りたくてそのキーワードを入力したか?」、その意図です。
この意図を知ることが、SEO対策では非常に重要です。
Googleの長年の技術開発もここに要約されていて、
- 検索意図を正確に把握すること。
- 適切な回答を探し出すこと。
を目指して日々進化しているのです。
ということは、ユーザーの検索意図を正確に把握し、その疑問に対し適切な回答をするページであれば、迷わず上位表示されることになります。
だからこそ、その一歩となる検索意図を正確につかむことが重要になるのです。
では、ユーザーの検索意図にはどんなものがあるでしょうか?
調べる系
言葉の意味を調べたり、事例を調べたりするときに入力するキーワードです。
「白髪染め 方法」などの調べるキーワードです。
この調べる系キーワードは、調べることが目的なので、アクセスは稼げても即成約にはならないという特徴があります。
ただし、見込み客を集めることには優れているので、集めたユーザーをどのようにして成約まで結びつけるかの導線を考えておけば、その価値は大きくなります。
購入系
買う気がある人の、アクションに結びつくキーワードです。
美容院としては抑えておきたいキーワードです。
ただし、購入意欲が高い反面、検索数は多くないという特徴があります。
「美容院」なら、単体キーワードにプラスして、「予約」「安い」「店名」「メニュー名」「カット名」「品名」といった複合キーワードで検索されるものです。
「購入やご予約に結びつきそうかな?」というキーワードは、もらさず選んでおきましょう。
SEOキーワード候補の抽出の方法
SEO対策用にキーワード候補を抽出する方法を解説します。
キーワードプランナー
キーワードプランナーとは、Googleアドワーズ広告が用意している、キーワード候補や検索数を調べる無料のツールです。
使用する際は、Googleアドワーズ広告への登録(無料)が必要です。
1・キーワードプランナーの管理画面にアクセスしたら、調べたいキーワードを入力します。
2・次に調べたい地域を選びます。日本全国から市単位まで選べます。
地域名を入力し終えたら、「検索候補を取得」をクリックします。
3・候補ができたら「キーワード候補タグ」をクリックし、「ダウンロードボタン」を押します。
4・ダウンロード画面が表示されるので、「統計情報を月別に分割表示」と「Excel用csv」にチェックをし、ダウンロードボタンを押します。
5・ダウンロードしたcsvファイルからD列の「Avg. Monthly Searches」を降順に並べ替え、検索件数が多い順にキーワードを確認します。
チェックするポイントは、
- どれくらい利用できるキーワードがあるか
- そのキーワードの検索数
の2点です。
条件を満たすキーワードを候補として抽出しておきます。
キーワードサジェスト機能を使う方法
キーワード候補の取得に、検索エンジンが持つ「サジェスト機能」を利用した方法があります。
サジェスト機能とは、「キーワード入力補助機能」のことで、仮に「航空チケット」と検索窓に入力すれば、その他の検索候補が出てくる機能です。
サジェストキーワードの洗い出しには、「Googleサジェスト一括ダウンロード」というツールを使います。
使い方は簡単で、調べたいキーワードを入れて検索ボタンを押すと、キーワードのサジェスト候補を取得してくれます。
このサジェスト機能で表示されるキーワードは、スマホでよく検索されるキーワードというデータが出ております。
スマホは操作性がパソコンに比べ劣るので、便利な機能は積極的に使われるためかもしれません。
いずれにしても、サジェスト候補に出てくるキーワードは、押さえておきたいキーワードといえます。
狙うべきキーワードの選定方法
キーワード対策するときは、サイトタイトル(またはブログタイトル)以外は、基本「<h1>タグ内」に狙ったキーワードを入れます。
間違っても、記事内にキーワードを散りばめました的なのは、SEO対策にはなりません。
また、記事タイトルを画像にしているサイトを見かけますが、これはSEOで不利に働く可能性があります。
Googleの検索エンジンは、テキストがメインで、画像の内容を正確に読み取っているとはいえません。
見出し(とくに<title>タグと<h1>タグ)は、SEO上大事で、ここは画像ではなく、テキストで作成するようにしましょう。
アクションキーワード
上記でも簡単に触れましたが、SEOで集客につなげるには、アクションにつながるキーワードも入れておかなくてはいけません。
アクションキーワードとは
- 即日
- 安い(激安)
- 修理
などの、アクションにつながる意思のあるキーワードのことです。
美容院なら
- 「美容院 近い」
- 「美容院 ヘアカラー 安い」
などがあります。
「近い」というのは、ローカル検索ならではのキーワードで、現在の検索エンジンは検索者が居る場所によって、表示される店舗が違ってきますので、「近い」と入れると、検索ユーザーから近い美容院がヒットするというわけです。
それに対しアクションにつながらないキーワードは、「○○カットとは」「白髪染め」のように、調べる系のキーワードや、一単語だけで何が知りたいのか判断できないキーワードになります。
アクションキーワードは、上記からもわかるように、一単語との組合せキーワードです。
キーワード候補の中から行動につながるアクションキーワードを付加し、その中で、検索数のあるものを選びます。
すべて成果につながるとはいえませんが、アクションキーワードが多いと可能性は高くなります。
季節キーワード
季節キーワードは、その季節になると検索数が上がるキーワードです。
いわゆる、イベントのことです。
バレンタイン、ホワイトデー、ハロウィン、クリスマス、お正月、成人式、母の日、七五三など、一年を通じていろいろあります。
その他にも、卒業式、卒園式、結婚記念日などもあります。
そのときに「成人式 着付け セット」などのキーワード対策をしておけば、それを探している人のアクセスを見込めます。
これもアクションキーワードに通じるものがありますが、キーワードの組み合わせによって、ご予約につながるモノが眠っています。
1年を通じてなら、かなり見込めます。
1年の各種イベントは、Yahooの販促カレンダーを参考にしてみて下さい。
地域キーワード
地域キーワードとは、その名の通り、地域名のことです。
店舗の場合は、都道府県ではエリアが多き過ぎますので、「市区町村」単位は抑えておきたいところです。
インターネットの場合、商圏を超えて来店がありますので(車で1時間以内でも)、商圏外だからといって、対策しないのはもったいないです。
リピーターにはなりにくいとはいえ、アクセスは広告と違って費用がかかりませんから。
また、駅名も地域キーワードになりますので、忘れないように対策しておきましょう。
先ほども述べましたが、Googleの検索エンジンは、検索ユーザーがどこにいるかで検索結果を変えます。
これは、スマホで検索する人が増えた結果です。
ですから、極端な話、北海道の人に沖縄の美容院を表示させても意味ないわけです。
だからこそ、地域キーワードをしっかり対策して、そのエリア内で検索した人に漏れなく表示されるようにしておきましょう。
地域キーワードを入れる際の注意点
よくホームページで見かけますが、サイドバーなどにただ単に地域名を並べただけのキーワードがあります。
鳥取市、米子市、琴浦町、北栄町、大山町
のような感じです。
このようなキーワードの羅列は、SEO対策にはなりませんので注意してください。
まかり間違えば、Googleからの評価を下げられる行為です。
きとんと、地名をタイトル(<h1>タグ内)を入れたそれぞれの記事を作りましょう。
トレンドキーワード
季節キーワードにも似てますが、突然検索数が上昇したり、徐々に注目が集まりはじめ検索数が伸びるキーワードがあります。
それが、トレンドキーワードです。
一言でいば、話題のキーワードです。
たとえば
- 人気が出てきた芸能人
- 芸能人がしている髪型
- テレビや雑誌で紹介され急上昇してきたキーワード
などです。
こういったそのときに検索されるキーワードで対策しておけば、ここでもアクセスを見込めます。
このようなキーワードをいかに取り込めるかが、ホットペッパービュティーなどより上位表示をされる回数を増やす結果となります。
トレンドキーワードを調べる
トレンドキーワードを調べるには、Googleトレンドという無料ツールを使います。
使い方は簡単、調べたいキーワードを入れるだけです。
たとえばこれは「西野七瀬」という7日間の上昇キーワードです。
徐々に検索数が上がってきていることがわかります。
それが美容院と何が関係があるのかというと、関連キーワードをみて下さい。
ご覧のように、「髪型」「ショート」など、髪型に関するものが目立ちます。
つまりそれだけ、西野七瀬という人の髪型に興味がある人が多いというわけです。
このようなキーワードでも対策しておけば、トレンドに合わせてアクセスが流れてきますし、その中の何人かは問い合わせが入るかもしれません(もちろん、髪型の情報が入ってないと無理ですが)。
SEO攻略の難易度の調査
一応ご紹介しておきますが、SEO攻略の難易度を計測してくれるツールをご紹介しておきます。
このツールに、調べたいキーワードを入力すると、攻略難易度を数値で示してくれます。
数値が高いほど攻略がむずかしいということです。
http://rishirikonbu.jp/difficulty_checker/
http://seopack.jp/keyword/?sec
ただし、これだけは覚えていてほしいのですが、ツールはあくまでツールです。
このツールで難易度が高いと出ても、実際はそうでもなかったり、その逆もあったりします。
なので、ツールの計測結果を鵜呑みにするのは危険です。
もしかたら、攻略可能なものも、スルーしてしまう可能性があるからです。
やはり、一度はチャレンジしてみることをおススメします(だったら、紹介するなという話ですが・・・)。
タイトルの書き方
タイトル(<h1>タグ内)は、SEO対策に偏った、キーワードの羅列はやめましょう。
最終的に見ているのは人であることを忘れてはいけません。
・美容院○○の人気ショートボブ
こんなタイトルでクリックしたいと興味がわきますか?
もし答えがノーなら、つまりはそういうことなんです。
少し煽り気味でも、キーワードを入れたクリックしたくなるタイトルにしましょう。
先のタイトルなら
・【決定版】2017年美容院○○で一押しゆるふわショートボブ。20代女性に大人気♪
といった感じで思わずクリックしたくなるように工夫します。
上位表示されても、クリックされなければ意味がなく、それどころかクリックされなければ、ユーザーに求められているページではないとGoogleから判断され、検索順位を落とされるかもしれません。
こちらにクリックしたくなる文章の書き方をまとめてますので、参考にしてみてください。
画像に名前を入れる
美容院はイメージ商売です。
どんな髪型になるのか?お客様の関心事もここに集中しています。
それゆえ、画像からの検索ということも考えられます。
そこで「alt属性」を使います。
alt属性とは「画像の内容」を伝えるもので、非テキストコンテンツの意味情報を正しく検索エンジンに伝えるためのものです。
<img src=”画像のURL” alt=”画像の内容”>
画像がショートボブの写真なら
<img src=”画像のURL” alt=”shortbob”>
SEOの効果はそれほど大きくはありませんが、画像からの検索を考えると、入れておいた方がいいでしょう。
ただし、特定のキーワードの詰め込みや繰り返しは、検索エンジンからスパムと判定されかねませんので、そのような行為はやめましょう。
また意味情報を持たない画像にはalt属性は空白のままでいいです。
繰り返しになりますが、現在の検索エンジンはテキスト文字をメインに情報を判定しています。
たとえalt属性があったとしても、テキストの方が正確に伝わることは忘れないようにしておきましょう。
SEO対策を業者に任せる危険
ここまで読んで、「SEO対策はむずかし過ぎる」と思われたかもしれません。
たしかに、簡単ではありませんし、一朝一夕に結果が出るものでもありません。
「じゃあ、いっそのこと業者に任せてしまおうか」と思ったあなたは注意してください。
業者の中にも、クリーンな業者とブラックな業者がいます。
ブラックな業者とは、文字通りGoogleから禁止されているガイドライン違反を行って、一時的にも上位表示させる業者のことです。
もし、ブラックな業者にSEO地策を任せてしまうと、金だけとられてアクセスが集まらないどころか、サイト自体が壊滅的なダメージを負いかねないのです。
ブラックな業者とは、知っていてブラックな手法を使う業者と、無知ゆえにブラックな手法を使ってしまう業者もいますので、重々気をつけなくてはいけません。
ブラックな手法でSEO対策を行うことを「ブラックハットSEO」といいますが、これを使っていいのは、SEOを焼き畑農業と考えて稼ぐ人だけです。
地域に根差して、信頼を着実に重ねていかないといけない美容院は、絶対にマネしてはいけない行為ですし、そのようなことを行う業者にもSEO対策を任せてはいけません。
SEO対策はむずかしい知識を覚えなくてもできる
SEO対策で大事なのは、検索ユーザーの役に立つ記事を書くことです。
検索で上位表示されるメリットはすさまじく、いくつもの相乗効果を生み出します。
それゆえ検索で上位表示されるためのSEO対策は、企業やお店にとって必須の課題です。
とはいえ、SEO対策と横文字が並んでおりますと、何やら難解な知識が必要なのでは?とお思いになるかもしれません。
でもご安心ください。
グーグルの進化により、アルゴリズムなんちゃらと小難しい知識がなくとも、わたしのようなズブの素人でもできるようになりました。
それが、検索ユーザーの「役に立つこと」「悩みを解決すること」を書くです。
そしてそれは、「オリジナル」であることも大切です。
役に立つことであっても、コピペしたものなら価値はありません。
要するに「質の高いコンテンツ」を提供することが、最強のSEO対策になるのです。
そのことを心がけてサイトを運営すれば、グーグルは評価してくれます。
裏技はもう通用しない
グーグルは今も昔も、コンテンツを重視しています。
それもユーザーの役立つコンテンツをです。
ただ検索技術に穴があり、それを突いた騙し的な手法が通用していた時代がありました。
ですから一昔前までは、ユーザーの役に立たない無価値なサイトでも、裏技的手法を行えば上位表示されました。
それが今では検索エンジンの進化により、不正なテクニックが通用しなくなりました。
仮にできたとしても、その効果は短命で終わります。
もう騙し的な手法は、使う意味すらなくなってきています。
そう、「コンテンツSEO」こそが王道のSEO対策であり、今もこれからも通用する普遍のSEOです。
だから小難しい知識など必要なく、「質の高いコンテンツ」を提供することが大事なのです。
SEO対策に取組む前に、このことを絶対に忘れないで下さい。
SEO対策で行うべき5つの施策
1・良質なコンテンツを提供する
何度もいいますが、SEOの基本は「質の高いコンテンツ」を提供することです。
ユーザーが検索するのはなぜでしょう?
ほとんどは、自分が持つ疑問の答えを知りたいからです。
だとしたらあなたが提供するものは、ユーザーの質問に対する「解」でしょう。
グーグルはユーザーの利便性を第一に考えています。
それは、グーグルのガイドラインにも明記してあります。
それつまり、ユーザーの評価するものこそグーグルの評価するものであり、それそのものがSEO対策となるということです。
別に面白おかしく書く必要もなければ、わけのわからないリア充自慢も必要ありません。
ユーザーの疑問に答える解を用意しておく、それが「質の高いコンテンツ」となるのです。
ユーザーの評価しないものはグーグルも評価しないし、ユーザーの評価するものはグーグルも評価する、これが鉄則です。
裏技なんてないのです。
2・外部リンク。ナチュラルリンクを増やす
以前のSEO対策といえば被リンク(外部のサイトからリンクされること)が主でした。
不正が横行したのもこの部分です。
しかしグーグルの検索エンジンの進化により、外部からリンクされなくても、コンテンツの質が高ければ上位表示されるようになりました。
また、品質の高いコンテンツを作り続けるなら、
- 信頼性の高い情報源としてリンクされる
- 役立つ情報で紹介の意味でリンクされる
など自然とリンクされることも多くなるはずです。
だから被リンクの数を、それほど神経質に考えることはないのですが、とはいえ、外部リンクが検索エンジンの重要な評価基準であることは間違いないです。
ですから、コンテンツをユーザーに評価され、その結果多くの人にリンクされていくことが長い視点で考えても大事なのです。
質の高いコンテンツを量産して、その結果たくさんのサイトからリンクされる、これが理想とする形です。
間違ってもこんなリンクはしてはいけない
関連性のない不自然なリンク
外部リンクが検索エンジンに評価されるのは、関連性がある場合です。
住宅情報のサイトなのに、芸能ニュースのようなサイトからリンクされてもほとんど関連性がないわけで、とても不自然です。
こんなリンクがたくさんあれば、外部リンク対策とみなされ、グーグルよりペナルティの対象になってしまいます。
有料リンクの購入
お金を出してリンクしてもらう行為はガイドライン違反と明記してあります。
ただし、すべての不正リンクをグーグルが見抜けるわけでもないようです。
ですから、今だ通用する部分があるのが現実です。
しかし、賢くなった検索エンジンの前では、有料リンクが通用する期間は短くなっており、一時的に上位表示に成功しても、すぐさま見抜かれ、その効果は非常に限定的です。
逆に違反行為そのものが不安定さを招くことになります。
そんなことに血道をあげるなら、コツコツ良質なコンテンツを作る方が何百倍も賢明です。
まだまだ他にもありますが、外部リンクで評価されるのは、自然につくリンクです。
不正なリンクはもとより、不正と見なされかねないリンクにも気をつけましょう。
3・内部対策。グーグルに価値を正確に伝える
SEOと聞くと、キーワードやコンテンツや外部対策を考える人は多いですが、意外に内部対策も重要です。
なぜなら、良質なコンテンツをたくさん作っても、それを正確にグーグルに認識されなければ、コンテンツ本来の価値が正しく伝わらないからです。
それつまり、検索結果のランキングが上がらないことであり、非常にもったいない話です。
また、最適な内部対策を行わないと、グーグル(クローラというロボット)が早くあなたのサイトにやって来ないので、記事を更新しても、それが早く検索結果に反映されないのです。
要するに内部対策は、情報をきちんと整理することで
更新した情報をグーグルに素早く正確に情報の価値を読み取ってもらうこと
そのための対策です。
サイトの構造が複雑で迷ったり、情報がまとまってなければ、ロボットだって読み取ってくれないのです。
それを整理して読みやすくしておけば、クローラというロボットが正しく読み取ってくれるので、必然的に検索結果も上がりやすくなります。
本の目次をイメージしてください。
目次は情報が整理されていて、何がどこに書いてあるか理解しやすいです。
外部リンクは他人が評価することなので、管理するこはできないですが、内部対策は自分で管理することができるので、しっかり行うことをおススメします。
それがあなたの労力を無駄にしないための施策になります。
4・継続的に行う。作りっぱなしはダメ
コンテンツSEOに終わりはありません。
むしろ、皆が皆コンテンツSEOの必要性を感じている今だからこそ、継続してサイトを育てていかなくてはいけません。
ホームページでも、一度作ったら作りっぱなしはよくないです。
何度もいいますが、外部リンクをお金で買う行為は、SEO対策としての効果はなくりつつあります。
手をかけて情報の質を高めていかないと、SEO対策にはならないのです。
それに検索順位は常に変動するものです。
後から対策をしたサイトが現れると、今は1位でも簡単にひっくり返されるかもしれません。
だから継続して良質なコンテンツを作っていかなくてはいけないのです。
5・SEO対策だけを考えない。大事なのはユーザー目線
実に皮肉なことですが、SEO対策が大事だからとSEOにばかり目がいくことに気をつけましょう。
大事なのはユーザーです。
SEO対策が効いて検索上位に表示されても、ユーザーの使い勝手悪いサイトだったりすれば、結局は集客や売上にはつながりません。
これぞ本末転倒です。
たとえば、よく「SEO対策には1記事に何文字必要か?」という話を見かけます。
たしかにSEOで考えるなら、1記事に2000文字以上ある方が評価されやすいです。
しかしです。
200文字で足るような情報を、SEO対策のためだからと、必要のない情報までつけて2000文字にすることが、本当にユーザーのためになるのでしょうか?
そしてそのようなサイトをユーザーは評価するのでしょうか?
思い出してください。
グーグルはユーザーの利便性を第一に考えています。
だとしたら、忘れてはいけないのは「ユーザー目線」です。
ユーザーのためになることが、グーグルの評価を上げることです。
だから第一に考えなくてはいけないのは、ユーザーのことなのです。
迷ったときは、「これはユーザーのためになるか?」を考えてみてください。
後発組でも大丈夫
コンテンツSEOが主流となった今、検索で上位表示されるページは質の高いものが多いです。
それを見てしまうと「今からやっても遅いのでは?」「自分にはこんなコンテンツ作れない」としり込みしてしまうかもしれません。
たしかにビックキーワードのように、難易度の高いところに割って入るのは非常に困難を伴います。
でも大丈夫です。
後発組には後発組のメリットがあり、それを活かした対策を行えば、まだまだ上位表示されることは可能です。
後発組のメリットとは、すでに上位表示されているサイトを研究できることです。
先発組みのサイトをリサーチし、不足しているものを考え、それ以上の濃いコンテンツに仕上げれば十分勝機があるのです。
気後れしないで、後発組のメリットを活かしましょう。
まとめ
キーワード選定は、SEO対策の根幹です。
ここを間違うと、労力の割にアクセスが集まらなかったり、成約が発生しなかったりと、効果がいまいちになってしまいます。
最初の段階で、しっかり設計しておきましょう。
美容院のSEO対策は、地元の競業といより、ホットペッパービュティー、楽天ビュティー、エキテンなどのポータルサイトがライバルになります。
この競合は、地元のサロンより強いです。
これを抜くには、正攻法ではむずかしいです。
だからこそ、マメなキーワード対策を行って、細かにアクセスを集めてこなくてはいけません。
リアルでも楽して集客できないのと同じで、ネットでも楽して成果は得られないのです。
【追記】もし、SEO対策がむずかしそうで、まずはホットペッパービューティーに取り組むのも方法です。
そんなときは下記記事を参考にしてみてください。
下記に一つでも思い当たるなら集客屋にお任せください。
・ランディングページのコンバージョン率が低い。
・オンラインで商品・サービスを販売したい。
・オンライン広告をはじめたい。
・販売不振を解消したい。
・オンラインで集客できる仕組みを作りたい。
高いパフォーマンスを発揮するランディングページを提供して、「売れない」悩みを解決いたします。
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