Googleアナリティクスで成約率の高い「アクセス元」を探す方法
アクセスの濃度を測定
あなたのサイトに訪れるアクセスには濃度があります。
どこから来るアクセスかで、その濃度は決まります。
濃度が濃ければ成約しやすく、濃度が薄ければ成約はしにくくなります。これは小学生でもわかる理屈です。
では、そのアクセスの濃度をどこで見るか?
Googleのアナリティクス使えば、アクセスの濃度を数値にして見ることができます。
どの集客メディアに力を入れるべきか、データを見れば一発でわかります。
指標となるゴールを決める
まず、指標となるゴールを設定します。指標がなければ、「何が成果に結びついているか?」がわかりません。
ただし、このサイトのようなブログの場合、何をもってゴールとするかがむずかしい問題になります。
無料レポートのダウンロードをゴールにするか、サービスへのお申込みをゴールにするか、ゴールがあり過ぎてよくわからない、、、
そこでこのブログのゴールは、「1セッションあたりのページビュー(PV)が3以上」と設定しています。
そうすれば、どれくらいブログが読まれたか(興味を持ってくれたか)がわかるからです。
※ゴールはご予約や資料請求なども設定できます。
アナリティクスでの目標値の設定方法
ではゴールの設定の仕方です。
まずアナリティクスの管理画面から、管理>アカウント>目標の順にクリックしていきます。
アカウントは、自分が調べたいサイトのアカウントです。
次に「新しい目標」をクリックします。
すると「目標設定」の画面が出てきます。今回の設定は「1セッションあたりのページビュー(PV)が3以上」ですので、「カスタム」を選びます。
「カスタム」にチェックを入れたら、「続行」をクリックします。
そして次に、目標の「名前」を入れます。名前は管理者がわかりやすくするためのもので、とくに気にする必要はないです。
タイプは、「ページビュー数/スクリーンビュー数(セッションあたり)」にチェックを入れます。
各入力がすんだら「続行」をクリックします。
最後に「ページビュー数/スクリーンビュー数(セッションあたり)」の目標値を入れます。
今回は3ページ以上なので、「2」と入力します。
入力し終えたら「保存」をクリックして、設定完了です。
管理画面に戻って「オン」になっているか忘れず確かめてください。
コンバージョン率の高いアクセス元を調べる
では、先ほど設定した目標値がどうなっているかアナリティクスで確認します(データには収集期間が必要です)。
左の集客>すべてのトラフィック>参照元/メディアの順にクリックします。
「参照元/メディア」とは、どこからアクセスが流れてきたかを調べるための項目です。
「google/organic」とは、グーグルの自然検索から、「facebook.com」はフェイスブックから、「t.co」はツイッターから流れてきたアクセスであることを示しています。
では一体、どのメディアから流れてきたアクセスのコンバージョン率が高いのでしょう?
当ブログの場合ですと、「shukyaku-chirashi.com」からのアクセスがコンバージョン率が高いことがわかります。
コンバージョン率は2.33%です。
この参照元はどこかというと、わたしが以前更新をしていたサイトです。
記事の「質」によりコンバージョン率は変わる
なぜ上記サイトからのアクセスが他に比べコンバージョン率が高いのかというと、単純にサイトの記事を読んでアクセスしてきているからです。
リンク元のサイトから、このブログにわざわざ飛んでくるということは、それなりに興味があるということです。
それつまり、リンク元の記事が何事か響いたという証拠でしょう。
興味がなかったら、わざわざ飛んで来ませんから。
だから、1つの記事だけでなく3ページ以上読む人の比率が他のメディアに比べて高いのです。
現に、googleからのアクセスは、0.72%、Yahoo!の自然検索からのアクセスも、1.18%しかありません。
SNSのアクセスの質はスカスカだった
ちなみに、ツイッターからのアクセス(t.co)のコンバージョン率は0%です。
これは一体どういうことか?
ツイッター然り、フェイスブック然りですが、上記の傾向でもわかるように、発信元のメディアで、それなりの濃い内容を発信してないと、たとえサイトやブログにアクセスが集まっても、成約にならないということです。
要は、薄い記事内容だと、集まるアクセスも中身がスカスカなのです。
ツイッターやフェイスブックを、集客メディアの一部として使うなら、記事の内容が集客の成否を握っています。
それをGoogleアナリティクスを使えば、データという形ではっきり可視化できるのです。
データを元に今後のSNS集客の方針を立てる
では上記のデータを元に、今後SNS集客にどんな方針を立てるべきでしょう?
わたしなら
- SNSに内容の濃い目の記事を期間を決めて投稿する。
- 期間中、コンバージョン率が上がればSNSの投稿を続ける。
- 期間中、コンバージョン率が上がらなければ、見切りをつけてSNSから撤退する。
というシナリオを考えます。
限られた労力しかないなら、必要なのは選択と集中です。
感覚で判断していたら、正しい方策は導けません。
その結果、「フェイスブックが集客できると聞いたから」と、効果のないことを、わけもわからずいつまでもダラダラと続けることになるのです。
デバイス別にコンバージョン率を判別する方法
分析ついでにいいますと、もしかしたら「SNSはスマホからアクセスする人が多いので、それがコンバージョン率に影響しているのでは?」と思う方がいらっしゃるかもしれません。
そこで、ユーザー>モバイル>サマリーで、端末ごとのコンバージョン率を調べました。
すると、デスクトップ0.86%、モバイル0.92%と大きな違いはありませんでした。
モバイルでもパソコンでも、見る人はしっかり見るということです。
感覚で物事を判断すると道を見誤ります。
※誤解しないでいただきたいのですが、フェイスブックやツイッターでは集客できないといいたいのではなく、集客したいなら、最低限投稿内容を濃い目にしなくてはダメですよということです。
まとめ
Googleのアナリティクスを使えば、質の高い濃いアクセスがどこから流れてきているか、データで可視化することができます。
フェイスブックやツイッターに投稿しても成約にならないなら、アクセス元のコンバージョン率を調べてみましょう。
今後の採るべき方策の指針になります。
感覚でやっていたら、少なくとも「根拠のある選択」はできないでしょう。
そうすれば、なんちゃらコンサルの「フェイスブックなら集客できますよ」といった甘言に惑わされなくて済みます。
もちろん、SNSに限らずの話ですが。
あなたのアクセスの濃度はどうなっていますか?
アナリティクスで、しっかり分析しましょう。
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