チラシを手書きにする5つのメリット
チラシを手書きにするか悩んだときは
「手書きとキレイなチラシ、どちらにすべきか?」と悩むことがあると思います。
しかし、本来考えるべきは、「手書きチラシが自分のお店のイメージと合うか?」です。
極端な話、お店も客層も高級志向なのに、手書きチラシで集めても、リピートする人はいないでしょうという話です。
手書きチラシはその特性上、どうしても安っぽく見えるので、高級をイメージさせたいときには不向きです。
集客の目的はリピートしていただくお客様を集めることなので、合わない客層の方をいくら集めても無意味になってしまいます。
つけ加えておくと、チラシを手書きにしたからといって、反響が良くなるものでもありませんが。
お店のイメージと、販促物のイメージが、あまりにも離れないようにしてくださいね。
以上の点を踏まえて、手書きチラシに取組んでください。
メリット1・とにかく目立つ。目立ちまくるのが大事
手書きチラシが反応の良い理由にはいくつかありますが、その中でも大きな理由が、「目立つから」です。
キレイなチラシの束の中に、手書きのものがあると、パッと見た瞬間に違和感が出ます。
その違和感から、「何これ?」という興味が起きて、チラシを手に取ってもらいやすくなります。
理由にするとたったこれだけですが、これが大きいのです。
黄色いチラシはなぜ反響が良かったのか?
これに関連して、その昔、「黄色いチラシだと反響が出る」という話がありました。
わたしもこの話を信じて、チラシをつくったことがありましたが、結果は見事に外しました。
それは本質を良く理解してなかったからです。
黄色いチラシから反響が出た理由は、チラシの色が黄色だからじゃなく、黄色だと目立つからです。
たとえば、20枚ある中の19枚のチラシが白色で、1枚だけ黄色があれば必然的に目立ちます。
「目立つイコール手に取ってもらいやすくなる」ですから、ピンクでもブルーでも、目立てば反響が出やすくなることになります。
逆にいえば、みんなが黄色チラシを使え出せば、その分、目立たなくなるので反響は落ちてきます。
つまり、チラシの色に限らず、反響を出すなら、「目立つ」ことがとても重要になるということです。
新聞折込で反響がないのは「途切れている」から
たとえば、チラシから問い合せまでの行動で考えてみましょう。
新聞の折り込みなら、
- チラシの束を手にする。
- パラパラめくる。
- 気になったチラシを手に取る。
- 読む。
- 興味を持つ。
- 問い合わせる。
こんな流れになります。
反響がないということは、この流れがどこかで途切れているということです。
まさにその第一段階が、パラパラっとめくった瞬間です。
目立たないチラシの大半は、ここで脱落してしまいます。
そしてここからが大事なのですが、上記の流れを見てもわかるように、チラシノウハウが活きてくるのも、つまりはチラシを手に取ってからです。
最初からその流れが分断されてしまうと、当然ですが、チラシが本来の仕事ができないままということます。
逆をいえば、手に取ってもらわなければ、反響の出るノウハウが詰まったチラシでも、まったく無意味になってしまいます。
だからこそ、何が何でも目立たななくてはいけないのです。
チラシを目立たせるには・・・
では、手に取ってもらうためにはどうすればよいのでしょう?
紙質を変える、用紙サイズを大きくする、帯にしてもらう、人を紙面たくさん出すなど方法はいろいろありますが、要は、「目立たせる」ということです。
何度もいいますが、目立たないと、他のチラシと一緒にゴミ箱行きです。
そこで手書きです。
手書きなら、冒頭でもお話ししたように、とにかく目立つので手に取ってもらいやすくなります。
これが、手書きにすると反応のいい理由の一つです。
反響率10/600 1.67%
このお弁当のチラシでも、手書きだと目立つので、パソコンでキレイにつくったものより反響が11倍ありました。
その大きな理由は、クドイですが「目立ったから」です。
メリット2・反応を見るテストとして取り組みやすい
チラシを自分で手書きにして作ると、デザイナーに依頼するデザイン費用がかかりません。
また、紙とペンさえあればすぐに取組めます。
費用を最小で抑えることができるので、テストマーケティングに最適です。
- その地域で反響があるか?
- この商品・サービスで反響を取れるか?
など、費用をかけずにテストすることができます。
大々的に撒くのは、テスト後にする方が失敗も少なくなります。
また、たとえ失敗したとしても、再チャレンジしやすいのもメリットです。
そしてこの再チャレンジこそが大きな意味を持ちます。
メリット3・何度も撒くことで反響の出る下地作りができる
たとえ反響が取れず失敗しても、再チャレンジして何度も撒くことに、実は大きな意味があります。
それが、「チラシの反響の出やすい下地作り」になることです。
- 認知度が上がる。
- 信用力がアップする。
- タイミングに当たりやすくなる。
- 迷っている人の後押しになる。
- 記憶に残る。
チラシを繰り返し撒くことで、上記の反響を出す上でキーポイントになる事項をいくつかクリアすることができます。
チラシを手書きにすることで、最低限の費用で済みますので、「チラシの反響の出やすい下地作り」には、手書きチラシが最適な方法といえます。
メリット4・手書きで温か味が伝わる
手書きの文字は、その人の温かさを伝えます。
たとえば、どこかのお店からくる年賀状でもバースデーカードを思い出してください。
パソコンで印字しただけのものには、その担当者がどれだけ想いを込めて「おめでとうございます」と打ち込んでも、やはり温か味を感じません。
それだけじゃなく、その他大勢と同じ扱いだと感じて、何か冷たい印象を持ってしまいます。
しかし、同じ「ありがとう」でも手書きの文字なら、温か味を感じ「自分のことを考えていてくれている」という気持ちが伝わります。
そうなると、親近感が生れませんか?
これに似たような心理が、チラシでも働きます。
手書きに文字を見ると、そのイメージは、温かそうな人、温かそうなお店という印象になります。
現時点ではサンプルが少ないのではっきりいえない面がありますが、手書きの場合、ザ・ノウハウのような、ノウハウで埋め尽くされたチラシより、少し抜けているといいますが、いかにも素人が作った「隙のあるチラシ」の方が反応が良かったりします。
それは一つに、手書きでの素人っぽさが、見た人の警戒心が低くするからではないかと思います。
紙面上のほんわかした雰囲気や、親しみやすそうな雰囲気から、売り込まれる心配がなさそうな印象を受けるのかもしれません。
これを取り払わないと反響は取れません
そしてここからが重要なのですが、新規のお客様が来店や問合せを躊躇するのは、「不安感」が大きいからです。
「変に売り込みされたらどうしよう」
「話がしづらかったらどうしよう」
「入りにくいお店だったらどうしよう」
「気むずかしい人だったらどうしよう」
「話がはずまなかった気まずいな」
など、この不安が行動の妨げになります。
とくに、不景気になると、お客様はお金を使うことに慎重になります。
お金を出す以上、失敗したくないという気持ちがより強くなっているのです。
そんなときは、メリットを提示して行動を促すよりも、不安の要素を取ってあげないと、行動に移してもらえないのです。
そこで手書きです。
手書きだと温かい印象から親近感を持ちやすくなって、不安感を和らげることができます。
この居酒屋の手書きチラシも、通常のチラシより反響が良かったです。
手書きのものは、温かみを感じて親近感を持ってもらいやすいため、不安感を取り除くことができ、その結果、気軽に来店できそうだと思えて、それが反響につながったのだと思います。
メリット5・つい読んでしまう不思議な力
手書きの文章とは不思議なもので、あればつい読んでしまうという傾向があります。
それが何故か?といわれてもはっきりした理由はわかりません。
ただ、パソコンで打ち出した活字と手書きの違いは、活字の場合は、不特定多数の人に何かを伝える場合に使います。
手書きはその人のクセが出るので、分かりやすさという点では、活字に劣ります。
ですから、公の文章や社内で使う文章は、どうしても活字の方が多くなります。
これに対し手書きの場合、手紙でもメモでも特定の個人に向けて書くものが多いです。
ということは、手書きの文字には、「あなたに向けて書いた文章」というイメージ性があるということです。
そうすると、人間が一番興味あるのは自分自身ですから、自分に宛てたメッセージと感じるものは見ずにいられないのではなかいかと思います。
ただこれはあくまで仮説ですので、上述の論が正しいというわけではありません。
しかし大事なのは、ただ何となくといったあやふやな理由であっても、手書きにはつい読ませてしまう力が「間違いなくある」ということです。
読んでもらえれば、内容が伝わることはもちろんのこと、手書き独特の味が、共感させる、親近感を持たせるといったことを相手にさせてしまいます。
この空気が、不安感の払しょくにつながります。
手書きは、この不安感をなくすのに効果的な役割を果たします
上記は、会社のストーリーや想いを手書きで書いたダイレクトメールです。
従来のダイレクトメールより、1.5倍反応が良くなりました。
オファーの強烈さよりも大事なもの
余談ですが、チラシから反響を出すには、割引やプレゼント、返金保証といったオファーよりも、不安感をなくす方が行動につながります。
チラシの最終目的は、来店やご予約といった行動です。
そのためには、そこに書いてある内容を「本当」と思ってもらわなくてはいけません。
そこに書いてあることが本当に自分も起きると信用してもらわないと行動してもらえないのです。
どんなに割引してくれても、その人が「胡散臭くて信用できそうにない」、「謳ってあるような効果はない」と思ったら、やはり行動にはつながりません。
手書きだと、「温かそうな人だな」、「雰囲気の良さそうなお店だな」、「きっと悪い人じゃないんだろうな」といったプラスのイメージを持ってしまいやすいのです
まさにそれが、不安感の払しょくにつながります。
手書きチラシでこだわるべきは「紙質」
チラシを作るときは「紙質」にこだわりましょう。
こだわるのは紙の値段じゃないです。
紙質です。
たとえば、手書きチラシでコピー用紙に印刷し、1000枚配布で5件の来院があった整体院様がありました。
しかしこれをツルツルの紙に変更したところ、1500枚で1件の反響まで落ちたとのことです。
きっと、手書きと紙質に違和感を感じたのでしょう。
それが原因で反響を落すことになりました。
手書きには手書きにあった紙質があるのです。
それと同じように、高級やイメージを大事にして反響を取りたいなら、安っぽい紙を使うのはマイナス効果です。
ペラペラの紙だとお店そのものが安く思われかねません。
こういうことは、コピーライティングの教科書じゃ教えてくれませんが、間違いなく影響あることです。
手書きチラシを作るときは、紙質に気を付けてみてください。
まとめ
手書きには、通常のキレイなチラシにはない利点があります。
チラシを手書きにすれば、反響が良くなるというものではありませんが、利点を理解することが、反響の取れるチラシへの近道です。
ぜひ、手書きチラシにチャレンジしてみてください。
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