Webページが多いサイトはアクセスが集まるか?
記事の毎日更新は無意味か?
Webサイトを運営していれば、「ページ数が多くないとアクセスが集まらないのでは?」という疑問がわいてくることがあります。
そのため毎日せっせと記事を投入する人もいらっしゃるでしょう。
わたしもそんなときがありました。
ではページ数が多いWebサイトだとアクセスがじゃんじゃん集まるかといえば、そんな単純なものでもありません。
Webサイト全体のページ数とアクセス数は必ずしも一致しないのです。
単純な数の投入ではアクセスは集まらない
まずはじめに、Webサイトのページ数が多くなれば、アクセス数は上がります。
冒頭で述べたことと違うのではないかと思われるかもしれませんが、単純に1日1アクセス集めるページが100ページあれば、Webサイトのアクセス数は100に伸びることになります。
それが200ページあれば、アクセス数は200に伸びます。
実にシンプルな話です。
しかしこのような数を投入する人海戦術的な方法では、それ以上のアクセスを見込むことはできなくなります。
もちろん100ページ投入したからといって、100アクセス集まるわけでもないですし。
そして見返りの少ないアクセス数に心が折れて、Webサイトの運営が途中辞めに終わるでしょう。
アクセスを集めるには検索順位を上げる
Webの世界でアクセスを集めるには(広告を除く)、基本Googleの検索エンジンが主流になります。
その検索エンジンからアクセスを集めるには、検索順位を上げなくてはいけません。
なぜなら検索結果1位のクリック率は約21%ありますが、2ページ目以降(11番以降)になると1%台まで低下するからです。
3ページ以降は推して知るべしで、ほぼクリックされません。
そのため「アクセスを集める」には、「検索結果の順位を上げる」ことが必要になってきます。
つまり極論すれば、「ページ数が多くないとアクセスが集まらないか?」という疑問は、「Webサイトのページ数は検索順位に影響するか?」と同義語なのです。
アクセス増になる2つの条件
結論からいってしまえば、ページ数の多さは検索順位に影響します。
Googleの検索エンジンは、対象となっているWebページだけを見ているのではなく、Webサイトの他のページも見て総合的に評価しているからです。
ただしページ数が評価に影響するのは、次の条件を満たすページが多くある場合です。
- ユーザーの役に立つ有益なコンテンツ
- 被リンクが付いている
この2つを満たすページが多いと、Webサイトの総合評価が上がり、1つ1つのページの検索順位も上がりやすくなります。
無論、すべてのページが条件を満たしてなくても問題はありませんが、その含有率がGoogleからの評価に影響してくるのです。
このGoogleからのサイトの評価をドメインパワーと呼びます。
評価は0点
たとえば上記条件とは逆の、ユーザーの役に立たない記事が1000ページあっても、ドメインパワーは上がりません。
評価が上がらないので、新規にページを投入しても検索順位は上がらず、アクセスもほぼ集まらないのが現実です。
わたしの経験ですが、当時SEOの知識もなく「毎日更新」が良いものだと思って、ブログの記事の投入を毎日続けました。
そのときはGoogleから評価される「コンテンツの質」という概念すらありませんでした。
それを半年続けた結果、1日集まるアクセスは一桁ないし、多くて30くらいです。
投入記事は300は超えていました。
そしてそこからアクセスは伸びそうな気配すらなく、さすがに心が折れて辞めました。
このように質の伴わないコンテンツをいくら投入しても、Googleからの評価は「0点」のままです。
したがって0点のページを300投入しようが3000投入しようが、3000×0で0点に変わりはないのです。
Webサイトのページ数が多いとアクセスアップになる理由
しかしその一方で、Webサイトのページが多くなるにつれ、自然にアクセス数が増えてくるという現象が起こります。
それは投入したページの中に、Googleから評価されるページがあったり、他サイトから被リンクが付けられるページが含まれるようになってくるためです。
その結果としてドメインパワーが上がり、検索順位も比例して上がってアクセスが集まるようになります。
あるいはニッチジャンルのWebサイトの場合は、ライバルが相対的に弱く、検索順位が上に来やすいということも起こります。
したがって「ページ数が多い」というのは一つの目安であって、アクセスを集める絶対基準ではないのです。
アクセスが頭打ちになったときの対策
ただしSEO対策を無意識で行っている場合(たまたまアクセスが集まっていた状態)は、一定のところでアクセスは頭打ちになりやすいです。
それ以上にアクセスを伸ばしたないなら、
- ユーザーの役に立つ有益なコンテンツ
- 被リンクが付いている
ということを強く意識したWebサイト作りが必要です。
繰り返しになりますが、上記条件を満たしたページが増えないとドメインパワーが上がらないからです。
その上で「数」の投入
その上で「数」の投入を行うと、さらにドメインパワーが上がることになり、他サイトより検索順位が上にくるWebサイトになります。
検索順位は他サイトとの相対的評価で決まります。
つまり、同じレベルのコンテンツ内容、同じ被リンク数であれば、ドメインパワーが上な方が有利なのです。
もちろん現在のGoogleのアルゴリズムは単純ではありませんので、ドメインパワーの強さのみで決まるわけでもないでしょうが、ドメインパワーが強いことが検索上有利になることは間違いないことです。
アクセス集めに何ページ必要か?
では、アクセスを集めるためにコンテンツを何ページ投入すべきか?
これに正解はありませんが、一つはあなたが必要とするアクセスを得られるまでです。
それはあなたが選択するビジネスモデルによっても変わります。
たとえばアドセンスのようなビジネスモデルの場合、基本的に大量のアクセスを集めなくては収益が発生しませんので、必然的にページ数の投入も多く必要になります。
しかしこれが地域集客なら、何万PVも集める必要はありませんし、地域という限られたエリアで検索1位になれば良いのであって、大量ページも必要ないでしょう(とはいえ、地域でも大手ポータルサイトが上位を占めていますので、地域の同業のみがライバルというわけにはいかない状況になっています)。
ですから何ページ投入すればよいかは、あなた次第ということになります。
まとめ
コンテンツの数の投入は、アクセスに対する目安であって絶対的基準ではありません。
検索エンジンから評価されアクセスを集めるためには、ユーザーの役に立つ有益なコンテンツを投入することが第一で、その結果リンクが付き、それがGoogleから評価されるというのが基本です。
要は、ページの数を増やすことが大事なのではなく、Webサイトの評価が高まるページを増やすことが重要なのです。
このことをしっかり頭に入れて、日々のWebサイトの運営に取組みましょう。
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