検索順位を上げるスマホSEO対策
スマホSEO対策を何からはじめたら良いかわからないあなたへ
スマホのSEO対策と聞いて何をすればよいのか迷ってしまう人も多いかと思います。
スマホのSEO対策をしないと検索順位が下がってしまうのでは、と考えると不安になってしまいます。
そこでこの記事では、スマホサイトが検索順位を上げるためのスマホSEO対策について解説していきます。
スマホSEO対策が重要な理由
スマホサイトのSEO対策が重要になった理由は、簡単にいえばスマホの普及が進み、アクセスの多くがスマホからになったからです。
とはいえ、パソコンとスマホでのSEO対策にこれといって違いがあるかといえば、そんなことはありません。
パソコンもスマホも、主要なSEO対策は「キーワード」「コンテンツ」「リンク」の3つです。
スマホとパソコンで大きく違うのは、画面表示と操作性。
そしてGoogleへWebページがインデックス(登録)される基準がモバイルベースになったこと。
さらにスマホでの画面表示の速度です。
一つ目をモバイルフレンドリー、2つ目をモバイル・ファースト・インデックス、3つ目をスピードアップデートといいます。
スマホサイトのSEO対策は、現在主にこの3つのことを指します。
1・モバイルフレンドリー
モバイルフレンドリーとは、スマホに画面を最適化することです。
これにより、ユーザーはWeb上での閲覧をストレスなく行うことができます。
ユーザーの利便性を高めるページを検索結果に反映させることは、Googleにとって重要なことなので、2015年にモバイルフレンドリーアップデートとして、新たなアルゴリズムが導入されました。
その結果、モバイルフレンドリーでないWebサイトは、順位を下げられる仕組みとなりました。
自社のWebサイトがモバイルフレンドリーかどうかは、Googleの提供しているモバイルフレンドリーテストのページで確認することができます。
モバイルフレンドリーなサイトとはどんなサイトか?
具体的にモバイルフレンドリーなサイトとはどんなものを指すのでしょう。
Googleは公式ガイドラインで次の基準を挙げています。
- 携帯端末では一般的でないソフトウェア(Flash など)を使用していないこと
- ズームしなくても判読できるテキストを使用していること
- ユーザーが横にスクロールしたりズームしたりする必要がないよう、コンテンツのサイズが画面のサイズと一致していること
- 目的のリンクを簡単にタップできるよう、それぞれのリンクが十分に離れた状態で配置されていること
モバイルフレンドリーとは、スマホでの操作性や画面表示で、検索順位のランキング基準になります。
したがって対応してないサイトは検索順位を落とされる可能性があります。
モバイルフレンドリーへの対応は必須です。
2・モバイルファーストインデックス
モバイルファーストインデックス(以下MFI)とは、モバイルページがインデックスの評価の基準になることです。
インデックスとはGoogleのデータベースに登録されることをいいます。
この登録された内容ににより検索ランキングが決まってきますので、Googleにインデックスされるページがどういったものかは重要です。
MFIが導入された理由は、増え続けるスマホのアクセスに対して、従来通りのパソコン用ページしかなければ、大半のユーザーに不便が生じてしまうからです。
通信速度や操作性で劣るスマホで、パソコン用のページに対応させるのは無理があります。
そのためスマホ向けのページが、インデックスされる基準となったのです。
ただし、パソコン用のページしかなくても、インデックスされないということではありません。
パソコン用のページがインデックスされ、検索結果にも表示されます。
検索結果から削除されるわけでもなく、ペナルティの対象となるわけでもありません。
モバイルフレンドリーとモバイル・ファースト・インデックスをごっちゃにしてしまいがちなのですが、両者は別物です。
モバイルフレンドリーは検索アルゴリズム、対してMFIはクロールとインデックスのシステムの変更になります。
モバイル版ページのコンテンツが使われること以外は、モバイル ファースト インデックスでは何も変わらない。
モバイルフレンドリーはランキング要因だが、モバイル ファースト インデックスはランキング要因ではない。
とはいえ、仮にパソコン向けのページしかなければ、コンテンツが同レベル的なら、スマホページより順位を落とされる可能性はあります。
なぜならパソコンページは、アクセスの大半を占めるスマホユーザーにとって使いにくいページだからです。
つまり、MFIでは検索順位に影響はなくても、モバイルフレンドリーで順位を落とされる可能性があるということです。
3・スピードアップデート
スピードアップデート(Speed Update)とは、2018年7月から導入されたモバイル検索のアルゴリズムです。
モバイル検索時に、そのWebサイトの表示速度がランキング要因に使われます。
しかし、このアルゴリズムが影響するのは「ものすごく遅いWebサイト」で、通常の表示速度なら影響されないといわれています。
ですが表示速度は売上に影響することがわかっています。
Googleの調査結果でも、「表示速度に3秒以上かかると53%のユーザーが離脱する」といわれています。
当然その分だけ収益が減ることになります。
SEO対策にわずかしか影響しないからといって、手を付けないで良いとはいえないのです。
しっかり取り組みましょう。
具体的なスマホ対策とは
スマホSEO対策とは、モバイルフレンドリー、MFI、スピードアップデートの3つがメインです。
したがって、この3つに関して対応させることがスマホSEO対策となります。
モバイルフレンドリーに対応するSEO対策
モバイルフレンドリーとは、要約すればスマホユーザーが使いやすいWebサイトのことです。
スマホユーザーの使いやすいWebサイトなら、直帰率や滞在時間が改善されます。
そういったユーザー体験の満足度がSEO対策として効果を発揮するようになります。
ユーザー体験を上げるためには
- 文字の大きさを読みやすいサイズにする(16pxがGoogleの推奨)
- 行間を空ける
- 誤タップを起こさないようリンクは離す
といったことが必要になります。
レシポンシブ・Web・デザイン
その第一段階として導入しておきたいのが「レシポンシブWEBデザイン」です。
レシポンシブWEBデザインとは、一つのWebサイトがあれば、すべてのデバイス(PC、タブレット、スマホ、ガラケー)に最適な画面調整をしてくれます。
これにより、PC用のWebサイト、スマホ用のWebサイトと使い分けて持つ必要がなくなりました。
またレシポンシブWebデザインは、モバイル・ファースト・インデックスにも有効で、一つのWebサイトを持っておけば、そのページがモバイルページとして登録されるようになっています。
実際、GoogleもレシポンシブWebデザインを推奨しています(あくまで推奨で、検索順位が有利になるというわけではない)。
スピードアップデートに対応するSEO対策
先述したスピードアップデートにより、ページ速度が遅い場合は検索順位を落とす可能性があります。
Googleの提供している診断ツールで計測してみましょう。
もしこのテストで遅いと表示されたら、下記の改善事項に取組んでみてください。
- 画像を最適化する(画像を小さくしたり軽量化する)
- CSS・JavaScriptファイルを軽量化する
- プラウザのキャッシュを利用する
- AMPに対応する
このような対策を採ることでスマホユーザーに最適な画面表示をすることができます。
モバイル・ファースト・インデックスに対応させるSEO対策
コンテンツ
MFIはすでに導入されていて、インデックスされるのはモバイルページとなります。
したがってPC向けとスマホ向けで同じページを持っている場合、スマホ向けページがインデックスされることになります。
となると、PC向けコンテンツは充実していて、スマホ向けページのコンテンツが不足していると、検索順位上不利になってきます。
Googleが順位決定の要因に使うのはスマホ向けページのコンテンツです。
この場合、スマホ向けページのコンテンツをPC用並みにするか、それ以上のコンテンツに充実しなくてはいけません。
その点でいえばレシポンシブWebデザインなら、PC、スマホ関係なく、一つのページですべて対応できますので、管理の面でも楽に運用できます。
構造化データ
ニッチスニペットなどの構造化データもモバイルページのものが反映されます。
PCページにしかニッチスニペットを記述していなければ、モバイルページにも記述しておきましょう。
スマホページがクロールできるようになっているかチェック
スマホページとPC用を別々に運用しているなら、Googleからのクローラーが巡回できる設定になっているかチェックしておきましょう。
クロールされなければインデックスもされないので、Googleボットが巡回できる設定にしておきます。
従来のSEO対策を意識したWebサイト作りをする
スマホSEO対策では、モバイルフレンドリー、MFI、スピードアップデートの3つがメインになるとはいえ、キーワード、コンテンツ、リンクが検索らキングを決める重要な要因であることは間違いありません。
逆にいえば、、モバイルフレンドリー、MFI、スピードアップデートをがんばっても、キーワード、コンテンツ、リンクが不足していれば、検索順位が上がることはないのです。
とくに、コンテンツは今のSEO対策の主流ですので、ここを外して検索順位を上げることなど不可能といっても過言ではありません。
PC向け同様にモバイル向けサイトも、キーワード、コンテンツ、リンクを意識してWebページを作りましょう。
具体的には次のような対策です。
- 対策キーワードを記事タイトルやコンテンツの中に含める
- 地域集客の場合はタイトル、コンテンツ内に地名を入れる
- コンテンツは検索意図を満たしたものを作る
- オリジナルコンテンツを作る
- 網羅性のある長文コンテンツにする(目安2000文字くらい)
- 専門性があり信頼性の高い情報を発信する
- リンクを獲得できるコンテンツになるように努力する
などです。
このような対策に力をいれることで、スマホでのSEO対策も好結果を生みだします。
まとめ
スマホの普及と共にスマホ用のSEO対策を考えなくてはいけなくなりました。
とはいえ、対策的にはそれほどむずかしいことを、実施しなくてはいけないわけではありません。
一つにはレシポンシブWebデザインの導入で解決できることがたくさんあります。
むしろそれより力を入れなくてはいけないのはコンテンツ対策です。
スマホにWebサイトを対応させて、検索順位が落ちないようにしておきましょう。
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