ホットペッパービューティーの集客力を10倍高めるコツ
ホットペッパービューティー集客攻略法
美容院の集客といえばホットペッパービューティーを思い浮かべないサロン経営者はいないでしょう。
単純に比較はできませんが、2017年の全国の美容院の店舗数は24万3360店舗、2019年3月時点でのホットペッパービューティーに参画しているヘアサロンは40736店舗、実に約5分の1はホットペッパービューティーを利用している計算です。
さらに年間のホットペッパービューティー内で予約した数を見ると、5803万6362にというとんでもない予約数になっています。
・HOT PEPPER Beauty最新データ集 (毎月更新)
単純に割ってもしょうがない話ですが、1店舗あたり241人の予約を獲得していることになります。
これだけの予約数がホットペッパービューティーで発生しているわけですから、無視ししていいはずもありませんし、実際、独自の集客経路を持たない美容院にとっては、欠かせない集客メディアといえるでしょう。
この記事では、そのホットペッパービューティーで集客するコツについて解説していきます。
ホットペッパービューティーのメリット
最初にホットペッパービューティーを集客に利用するメリットについて解説しまし。
ユーザーにが集まる仕組みを持っている
テレビCMやインターネット広告でもホットペッパービューティーは積極的に広告を仕掛け、その知名度を上げています。
そしてホットペッパービューティー内では、たくさんの美容院が登録していて、ユーザーがいろいろな情報から自分にあったサロンを見つけられる仕組みが整っています。
このようにユーザーがどんどん集まり、そして便利に利用できるのがホットペッパービューティ-の集客の仕組みです。
検索に強い
GoogleやYahooを使って「地名 美容院」で検索すると上位にヒットするのは、ほぼホットペッパービューティーです。
このように検索結果にヒットさせる対策を「SEO対策」と呼びます。
ホットペッパービューティーは、このSEO対策が圧倒的に強いです。
一般的な美容院がホットペッパービューティーにSEO対策で対抗しようとしても、その牙城を抜くのは厳しいです。
「地名 美容院」で検索するユーザーは、かなり濃い目のお客様と推測できます。
このような濃い見込み客をSEO対策でガンガン集められるのもホットペッパービューティーの強みです。
ただし最近では、Googleマップと一緒に表示されるローカル検索が登場し、以前のようにSEO対策だけが大きな集客経路ではなくなってきています。
検索時にGoogleマップ上に美容院の店舗情報を表示させることをMEO対策といいますが、今後MEO対策はホットペッパービューティーへの依存を下げるための重要な施策になります。
ホットペッパービューティーの広告費は、エリアとプランによって違いがあります。
プランは全部で11あり、高額のプランほど店舗一覧の上に表示にすることができます。
つまり高額プランは見込み客の目に触れる回数が多くなるというわけです。
さらに高額プランに用意された特典はそれだけではありません。
特集でサロンが紹介されたり、検索でヒットしやすくなったりと、ユーザーを店舗のページへと誘導できる動線がたくさん準備されています。
この情報だけみると高額プランと集客数は比例しているように思えますが、実際はそうではありません。
検索で上位表示される(ホットペッパービューティー内で)高額プランが有利なのは間違いありませんが、必ずしも集客数もドンドン増えるとはならないのです。
つまり、アクセスは増えたが予約数は増えないという現象も起こります。
高額プランでホットペッパービューティー内で上位表示されても予約数が増えない理由の一つは、クーポンで集めようとするパターンです。
クーポンの魅力で集めようとする場合、ユーザーの目も「お得」が基準になってしまいます。
ホットペッパービューティー内では割引しているサロンばかりです。
その結果、他店との価格競争になります。
ユーザーにしてみれば、サロンを選ぶ基準が「価格」しかないため、ほかのサロンとの違いがわからず、選ぶ理由がないのです。
そのため目に触れる機会が増えても選ばれなくなってしまうのです。
したがって上位表示される高額プランが集客に有利だとはいえません。
結論。
どのプランを選択するにせよ、せっかく集めたユーザーを取りこぼさないように、コンセプトを含め魅力的なサロンのページを作っておくことが、ホットペッパービューティーでの集客のコツになります。

ホットペッパービューティーの大きなメリットは、今すぐサロンを選びたい「今すぐ客」がたくさん集まっていることです。
その反面、クーポン目当て、浮気性のお客様が多いともいえますが、「集客しやすい」という魅力を上手に活用すれば、サロンの大きな集客基盤になります。
1.基本的なポイントを理解する
ホットペッパービューティーで集客するには、
- 予約したくなる魅力的なページを作る
- アクセスを集める
という2点をクリアする必要があります。
先述した通り、アクセスを集めてもページが魅力的でなければご予約には至りません。
逆にページが魅力的でもアクセス数が少なければ、これもまた必要なご予約数を確保することは難しくなります。
「予約したくなる魅力的なページを作ること」と「アクセスを集めること」は、いわば車の両輪でどちらが欠けても上手く進みません。
まずはこの2つの基本的なことを頭に入れておきましょう。
とはいえ、アクセスを集める前にページを魅力的にしておけば、取りこぼしを最小限にできます。
したがって優先順位としては、ページの魅力を高めることからはじめます。
2・ターゲット像を明確にする
ホットペッパービューティー内では、たくさんのユーザーがサイト内を回遊しています。
その中ですべて人に振り向いていただくことはできません(もちろんその必要もないでしょう)。
一定数のユーザーに振り向いていただくには、「あなたのこと」と思っていただく必要があります。
「これはわたしに対するメッセージ」、そう思えるから興味を持ってページを閲覧していただけます。
そのためには「ターゲット像」を明確にしなくてはいけません。
具体的には、お客様にしたい理想のターゲットユーザーの「ペルソナ」を作ります。
- どんなサロンを探しているのか?
- どんな悩みを抱えているのか?
- どんな価値観を持っているか?
- 性別、職業、年齢、収入、家族構成は?
など、その人物の性別、職業、年齢、収入やライフスタイルに合わせたプロモーションを行うことで、ペルソナに近い人たちの心に響くようになります。
20代、30代、40代では、髪に求めるものも微妙に変化していきます。
それぞれに合わせたメッセージを打ち出せば、ターゲットユーザーの心をつかめます。
ターゲットユーザーがはっきりしても、似たような客層をターゲットにしているサロンはその他にあります。
似たようなサロンで違いがなければ、やはり選考基準は価格が占めてしまいます。
そうなっては価格重視の浮気性のユーザーが集まり、次回のリピートもむずかしくなります。
そこで大事になるのが、そのお店の「ウリ」です。
「ウリ」を見つけるポイントは、10個くらい自店の強みを挙げてみます。
それを3個から5個に絞ったり、ときにはいくつか組合わせてみましょう。
そうすると他にないウリや、ユニークなウリが出来上がります。
そしてそのウリがターゲットユーザーに対してどのように響くか考えてみましょう。
独自の強みは、価格以外で選ばれる大きな要素になります。
4・キャッチコピーを考える
ターゲットやウリを明確にすることで顕著にかわるのがキャッツコピーです。
そしてターゲットやウリが明確なキャッチコピーは、ドーンとターゲットにしたユーザーの心に響きます。
逆にいえば、ターゲットやウリを決めていなければ、ユーザーを振り向かせられるキャッチコピーはできないということです。
悩みに問いかけるキャッチコピー
たとえば白髪染めが上手く染まらない人がターゲットなら
・なぜあなたの白髪染めは上手く染まらないのか?
と悩みに直接訴えかけるパターンもあります。
最後の「?」と疑問で終わらすことで、ターゲットの興味をこちらに向けることができます。
技術や素材がクオリティの高いことを訴えかけるキャッチコピーです。
・有名店出身のトップスタイリストによるデザイン
・セレブ御用達の薬剤で、簡単×可愛い極上ヘアが長持ち
クオリティの高さを訴えかけることで、値段にないものを求める客層にアピールすることができます。
数字を入れることで表現が具体的になり、訴えかけるパワーが増します。
・リピート率90%以上の萌えカット。
・わずか5分。自宅で簡単に再現できるヘアカット
このように表現を数字に代えることで具体的にイメージできます。
写真はイメージを伝える大切な役目もあります。
- どのような客層がターゲット
- どのようなお店の雰囲気
- どのようなスタッフがいるか
など、写真によってイメージが決まってきます。
女性客がメインのサロンではそんなことはないと思いますが、店内写真もスタッフの写真も清潔が第一を心がけましょう。
そして特に重要なのが「スタイル写真」です。
スタイル写真はイメージを統一する方が効果的です。
たとえば、サロンのコンセプトに沿ったスタイル写真にすることで、あなたのお店「らしさ」が出てきます。
わかりやすくいえば、「ピンク」がお店のコンセプトなら、写真もピンクを感じさせるものになるでしょう。
そういった統一感がそのサロンらしさを演出することになります。
サロンの持つ「らしさ」は、ユーザーがお店を選ぶ大きな要素になります。
上記にもつながりますが、サロンが打ち出すコンセプトとイメージの一致は大事です。
たとえばセレブを意識したコンセプトなのに、店内写真は若者向け。
逆に庶民感覚に近いサロンのコンセプトなのに、イメージは敷居の高い高級感のある雰囲気。
こういった違和感は、「何となく違う」とユーザーに感じさせます。
はっきり「ここが違う」と思われるわけではありませんが、何となく感じた違和感にユーザーはそのまま去っていきます。
キャッツコピーにこだわったら、クーポン・サービス名までこだわりましょう。
ネーミングで商品の売れ行きが変わったという話を聞きますが、クーポン・サービス名もそれと同じです。
魅力的なクーポン・サービス名はユーザーの興味をひきつけます。
たとえば、
・イルミナカラー+カット+アミノ酸トリートメント 7000円
では、ただのセット名で何の魅力も伝わりません。
しかしこれを
・カラーする度、髪年齢が5歳若返るイルミナカラー+カット+アミノ酸トリートメント 7000円
ならどうでしょう。
髪のハリつやのなさに悩まれている人なら「受けてみようか」と思うでしょう。
このときクーポン・サービス名が響くようにするためには、やはりここでも「ターゲット像」がものをいいます。
- その人がどんな悩みを持っているか?
- その悩みに対をどう解消できるのか?
ここが具体的であれば、クーポン・サービス名もそのユーザーに響くよ宇に作れます。
ブログは活用すべきツールです。
スタッフやオーナーの顔を出して親近感を出すのがポイントです。
ホットペッパービュティーにはスタッフを紹介する機能がありますが、あれだけでは情報が不十分です。
ユーザーがお申込みをしない原因の一つは「不安を感じている」からです。
スタッフがどんな人かわからない、この不安がお申込みを躊躇させてしまうのです。
そこで利用するのがブログです。
ブログを通じスタッフ・オーナーの人柄を見せ、ユーザーに安心感をもっていただきます。
ただしどんな内容でもいいかといわけではなく、ご予約につながる記事をメインにしてアップしましょう。
ご予約につながる記事とは
- お客様の感想
- お客様とのツーショット写真
などがあります。
写真はサロンのイメージや雰囲気を伝えるだけでなく、中の情報を開示してユーザーの不安を解消するという目的もあります。
人が行動を躊躇してしまうのは不安があるからです。
その不安を助長するのは情報がブラックボックス化するからです。
そのため写真をたくさん使い情報を開示することで、不安解消に役立ちます。
ただし漠然と写真を並べていても意味はありません。
たとえば施術の流れなどの名目を作って、その過程を見せます。
そうすることでユーザーは自然な形で情報を得て、安心感を覚えます。
人は良くわからないものに手を出そうとしません。
フォトギャラリーを上手に活用することで、ユーザーの不安を解消できます。
10・口コミ対策
ユーザーにとって口コミは、サロンを選択する重要な指標になります。
あなたも重々お感じでしょうが、口コミは間違いなく多くあった方がいいですし、それも高評価や最近の口コミがあれば断然選ばれやすくなります。
そんな喉から手が出るほどほしい口コミですが、基本サロンからお願いしないといただけません。
- 来店時にお願いする
- メルマガでお願いする
- LINE@でお願いする
- サンキューレターでお願いする
などの方法で集めていきましょう。
その際、登録の仕方なども教えて差し上げましょう。
口コミ集めはサンキューレターがおすすめ
わたしが聞いた中では、やはりサンキューレターが高評価の口コミを得るためには効果的なようです。
サンキューレターとは、初来店のお客様に対して感謝の気持ちを手紙にして送るレターのことです。
レターの内容がひな型では効果が薄いですが、手書きの一文などを付け加えて(接客時に話した内容と感謝の気持ちなど)送ると、たいていの人は好印象を持っていただけます。
そこに口コミへのお願いがあると(くどくならないように)、好印象を持ったまま口コミへの書き込みをしていただけます。
人と人とのつながりですから、やはり「気にかけ」や「感謝の気持ち」は人の心を動かすポイントになります。
ホットペッパービューティーのユーザーは、ホットペッパービューティー内の情報ですべて完結させるわけではありません。
ホットペッパービューティーで気になる→ホームページを検索(またはホットペッパービューティー内のリンクをたどる)→予約
という経路をたどるパターンが存在します。
ホットペッパービューティーの情報だけでは足りなくて、「もっと情報を知りたい」と見込み度が上昇している、非常に熱い状態です。
ホットペッパービューティーで不足していた情報をもっと見せることで、ユーザーは購買意欲を高めたり安心感を増したりするわけです。
いわばホームページとホットペッパービューティーは車の両輪で、今やセットで使う必要があります。
そうなってくると、
- ホームページがない
- ホームページに魅力がない
となるだけで、熱いユーザーを機会損失していることになります。
ホームページを持っておくことはもちろんのこと、ホームページを魅力的にし、いわゆる「集客できる」状態にしておくことが肝心です。
ホームページは「あるだけでは機能しない」ことに注意しましょう。
ホットペッパービューティーの集客力をアップするホームページとは?
ホットペッパービューティーのページはテンプレートを使っていますので、デザイン上ほかのサロンとの違いが出しにくいデメリットがあります。
その点ホームページはあなたのサロンのイメージを自由に演出できます。
コンセプトも含めてデザインでほかのサロンとの違いを打ち出すことができるのもホームページの強みです。
またWordpressでホームページを作れば、ブログも搭載することができます。
ホットペッパービューティー内では規約で書けないようなことも、自分のサロンのホームページなら自由に書けます。
サロンは存在するだけでは選ぶ理由になりません。
ホームページでさまざま情報を発信し、お客様から価格以外で選ばれるサロンになりましょう。

ホットペッパービューティーのユーザーはリピート率が低いといわれています。
そのリピート率を上げるために
- ニュースレター
- サンキューレター
- メルマガ
- LINE@
などの定期的にコンタクトをとる販促を行いましょうとよくいわれます。
なぜならお客様がリピートしない理由は、「忘れられているから」というわけです。
これらの販促がリピート効果を発揮するのは、施術や接客に「お客様が満足」したときです。
お客様がリピートしない理由はたしかに忘れているからも大きな原因です。
ですがお客様が不満を抱えた状態では、いくらリピート対策を行っても効果は得られないのが現実です。
商売としては本当に原則的なことですが、まずはお客様の満足度を上げることが大事です。
リピート率が下がる理由1
ではなぜお客様の満足度が下がってしまうのでしょう?
それはイメージと現実のミスマッチです。
- 施術に対するイメージ
- スタイリストに対するイメージ
- お店に対するイメージ
つまり平たくいえば「イメージしていたのと違ってた」ということがお客様の満足度を下げる要因なのです。
イメージとのミスマッチを避けるには、あまり盛り過ぎないことも大切ですし、「そもそも集めるお客様を間違っている」ことも考えられます。
仮に40代の女性の施術が得意なのに、20代の女性を集めるような集客対策になっていれば、来店したお客様は違和感を感じます。
逆に40代のお客様ならイメージと現実が一致し、さらにスタイリストも40代の女性を得意としているので、リピート率も高まります。
サロンの客層に合ったターゲットを設定しているかをきちんと検証してみましょう。
リピート率が下がる理由2
リピート率が下がる理由は、「リピートしにくいユーザーを集めている」ことも考えられます。
逆にいえば「リピートしやすいユーザー」を集めればよいわけですが、リピートしやすいユーザーとはどんな方でしょう?
ズバリいってそれは、「悩みを抱えたお客様」です。
- くせ毛に悩んでいる人
- 髪の傷みに悩んでいる人
- 髪にボリュームがなくなってきた人
など髪の悩み抱えている人は、特殊な技術が必要で、すでにこの時点でリピートしやすい要件がそろっています。
また悩みが深い分、解決してあげれば満足度が非常に高くなります。
その結果、リピート率も高くなるというわけです。
集客の段階で悩みにフォーカスした客層をターゲットにしておくことも方法です。
クーポン頼りで安さをウリにすると、リピートしないユーザーが集まってきます。
クーポンが選択基準になると、お店を選ぶ基準も価格になってしまいます。
そうなると、安いお店があればそっちと、次々お店を渡り歩いていくことになります。
まさにホットペッパービューティー内にいる、初回クーポンだけを狙っているような客層を集めてしまうのです。
クーポンが新規集客の導火線になるのは間違いはありませんが、やり過ぎると自らのリピートしないユーザーを集めることになります。
チラシを撒く
ホットペッパービューティーも集客力がありますが、実はチラシにも集客力があります。
しかもチラシの場合、リピートしやすいお客様を集めるのに適しています。
その理由はチラシに反応するのは、距離的にサロンに近い人たちだからです。
店舗までの距離はリピート率と関係していて、やはり店舗までの距離が近い方がリピート率は高くなる傾向にあります。
ホットペッパービューティーに依存しないためにも、そのほかの集客経路となるチラシにも取り組んでおきましょう。
ホットペッパービューティーでの集客のコツについて解説してきました。
ホットペッパービューティーには集客力が強いというメリットがありますが、その反面リピート率が低い、利用料が上昇しているなどのデメリットもあります。
しかしホットペッパービューティーの集客力を上手に利用すれば、費用対効果の高い媒体となりますし、リピート率の向上も期待できます。
そのための方法をこの記事にまとめました。
参考にしてホットペッパービューティーを使い倒しましょう。
下記に一つでも思い当たるなら集客屋にお任せください。
・ランディングページのコンバージョン率が低い。
・オンラインで商品・サービスを販売したい。
・オンライン広告をはじめたい。
・販売不振を解消したい。
・オンラインで集客できる仕組みを作りたい。
高いパフォーマンスを発揮するランディングページを提供して、「売れない」悩みを解決いたします。
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